夏期留学プログラム

興味ある分野を学ぶ

夏休みを利用した短期留学プログラムです。ICUが交換留学協定を結ぶ大学や研修機関で専門科目を英語で学び、その国・地域への見識を深めながら単位を取得することを目的としています。中国語、ドイツ語、韓国語などの第二外国語を集中的に学習することもできます。留学期間は2~10週間迄と参加するプログラムにより異なります。いずれのプログラムも参加者だけでなく教員も世界各国から集まる国際的な環境です。夏期留学プログラムの参加後は、交換留学をはじめとする長期の留学に挑戦している学生も多くいます。

2018年度は、香港、インドネシア、韓国、カナダ、アメリカ合衆国、デンマーク、ドイツ、スウェーデン、英国で開催されるプログラムに応募が可能です。多岐にわたる専門分野はもちろんのこと、地域色豊かな分野(例:韓国研究、欧州史、現地の建築、等)もあり、「英語で学ぶ夏」を経験できる充実したプログラムとなっています。

スケジュール

費用概要

約30万〜100万円(授業料、渡航費、宿泊費、保険料、ビザ申請諸経費、生活費、個人旅行費など)

※渡航先・住居などにより異なる。一部食費や現地交通費などの諸経費は別途負担。

参加者の声

2019年参加者 田中咲良
派遣先:リンネ大学(スウェーデン)

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ICUに入学し、ジェンダーや福祉、ライフワークバランスについて学びを深めるうちにジェンダー観念の形成に対するメディアの影響に興味を抱くようになりました。今回のスウェーデン留学ではメディアのコースを取りながら、日常生活を通してジェンダーや福祉に関するスウェーデンの人々の意識を学ぶことを目標にしました。5週間という短い留学期間でしたが、スウェーデンのジェンダーや福祉について書かれている論文やデータからだけでは読み取ることのできない多くのことを学びました。また、生の声をインタビューと日々の対話の中で聞けたことは非常に有益でした。

英語力の向上や講義での学びはもちろんのこと、さまざまな国の人と関わり、関係を構築することができたこの留学は、文字通り、自分の「世界を広げた」経験で、人間的にも成長することができました。自分と異なるバックグラウンドを持つ人々を理解するため、自分の持つ常識を打ち壊して、視野を広く持ち、違いを認識できるようになりました。また、異なる文化と接したときに、同じひとりの人間として共通点を探していこうとする姿勢も夏期留学での経験を通して得ることができたのではないかと考えています。

2019年参加者 高山翼
派遣先:「モンテベルデ(コスタリカ)のサステナビリティ(持続可能性)」プログラム

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私は、環境先進国であるコスタリカで、主にコスタリカが取り入れている質の高い環境政策と、公用語であるスペイン語を学びましたが、その他にもコスタリカの平和を愛する国民性や社会そのものについても多く学ぶことができました。

スタリカは世界で初めて軍を捨てた国として有名ですが、軍事力強化に各国がお金を費やす中、コスタリカはそのお金を社会福祉や教育、医療、環境保全に投じてきました。また、国中の電気を持続可能なクリーンエネルギーで賄っています。国の大きさや人口の数など、規模は大きく違えども、コスタリカの高い教育水準や環境保全に対するその取り組みは、日本だけでなく、世界が学ぶべきものだと強く感じました。

コスタリカのすばらしい環境政策に感銘を受け、私はこの留学を終えたときには、ICUでずっと専攻しようと考えていた環境研究ではなく、開発学を専攻にしようと気持ちが変わっていました。そして将来への新たな希望を持つこともでき、いずれは途上国を支援するような仕事に就きたいと強く思うようになりました。今回の1か月という短い夏期留学で、決して1か月では得ることのできないような貴重な経験と深い学びを得ることができました。

2018年参加者 東勇希
派遣先:ペンシルヴェニア大学(アメリカ)

ペンシルヴェニア大学の夏期留学プログラムではビジネスに関する3つの授業を履修し、ファストファッション業界を軸にマーケティングミックスを比較するなど、企業や市場を分析する方法について学びました。また、ビジネスパーソンとして効果的な会議や交渉術、メールの書き方についても学ぶことができました。ZARAやUNIQLOの店舗を訪れるなどフィールドワークも多く、Uberのドライバーへのインタービューなど、ギグ・エコノミーの実態についても学ぶことができたのはとても興味深かったです。また、世界トップレベルのビジネススクールであるWharton Schoolの教授からグローバルマーケティング戦略やリーダーシップについての講義を受ける機会が何度もあり、とても刺激を受けました。授業以外でも独立記念日、メジャーリーグ観戦やワシントンD.C.へのデイトリップなど、楽しむことができました。

私にとっては今回の留学が英語圏へ行くことも寮生活も初めてで、チャレンジングなものでしたが、台湾とノルウェーから来たルームメイトや、スペインやポルトガル、中国といった異なった価値観や背景を持ったクラスメートと関わることができ、良い仲間と出会い本当に充実した楽しい毎日を過ごすことができました。

これから夏期留学の参加を検討している方は、ぜひ自分にあったプログラムを見つけて交換留学など、次のステップへつなげてほしいと思います。

2018年参加者 上田香菜子
派遣先:ベルリン自由大学(ドイツ)

研修先のベルリン自由大学にて、私は歴史の授業を取り、ヒトラー・ナチ政権が第一次世界大戦後からどのように権力を集めていったのか、またナチ政権下のドイツの辿った道と第二次世界大戦終結後までを学びました。FUBiS(ベルリン自由大学夏期留学プログラムの略称)の授業は、レベルが高く課題やリーディングも大変ですが、素晴らしい歴史家の質の高い授業を受け、教授と一緒にレクチャーのテーマに関わる博物館や記念碑を訪れることができたことは、私にとって財産です。

歴史学を学ぶ私にとって感激したことは、ベルリンの街中にある博物館やモニュメントのラーニングセンターとしてのクオリティが非常に高く、後世に歴史的事実や様々な視点からの解釈を伝えていくドイツとしての義務感のようなものを強く感じたことです。このような発見は、観光するだけや日本で勉強するだけではできなかったので、1カ月滞在し、自分の足で興味のあるものをたくさん見て回れる事ができて本当に充実していました。今回学んだことや自分自身の成長につながった寮生活の経験を、これからの大学生活とさらなる学びに活かしていきたいと思います。1カ月が過ぎ去るのはとても早く、また自由な環境なので、これから行く方は、自分でアンテナを張って何事にも積極的に参加をすることが、現地で学べるアドバンテージを最大限に活かす方法だと思います。

2017年参加者 渡邊由紀乃
派遣先:カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)

英語「で」自分の興味がある学問を学びたいと思った私は、環境科学と海洋学を履修しました。「地球環境科学」のクラスは、フィールドワークを1週間に1回行い、ただ授業を聞いているだけではなく、外に出て土に触り、どのような土なのか(粘土質か、砂か、等)を判断する方法を学びました。とてもユニークで授業は楽しかったのですが、宿題がとても多く、教科書と読書課題に加えて何本かの論文や記事を読まなければならなかったので、とても大変でした。しかし、ICUでは開講されていない授業でしたし、違う面からのアプローチの仕方や現地で出会った同じ関心を持つ学生の考え方を知ることができたので良かったです。「海洋学入門」のクラスは講義のみでした。海洋学という学問を通じて、好きな海について学べたことがとても良かったです。

留学中は「単位が取れるだろうか」「ついていけるだろうか」など不安でしたし、自分が専攻したいメジャーについても考えさせられましたが、テストやディベート(討論)で良い結果が出ることで自信につながりました。そして、何よりアメリカで一生の親友を作ることができたのも大切な思い出でです。親友がいたからこそ厳しい授業を乗り越えることができました。バークレー校は優秀な学生が集まっているので、切礎琢磨しながら、時には助け合い、笑いあって過ごせました。この経験を活かし、長期留学やこれからのICUでの生活を飛躍させたいです。

2017年参加者 梅田真凛
派遣先:香港中文大学(香港)

3週間の中国語コースに参加しました。毎日5時間中国語の授業を受ける集中コースです。私は以前に中国語を勉強していたこともあり、プレースメントテスト後、一番上のレベルのクラスに入りました。自分より中国語が上手な学生に囲まれ強制的に中国語を話さなければならない環境に身を置くことで、自分の学習スピードも日本で学んでいた時より早くなりました。毎日のリスニング、語彙等、何かしらの小テストがあり、週に1度プレゼンテーションも行うため、集中コースというコース名の通りICUの学期中よりも勉強量が増えましたが、その分中国語も確実に上達しました。

授業のない土曜日はマカオ、深圳への大学主催の旅行がありました。これらの旅行ではボランティアまたはアルバイトの香港中文大学の学生・元学生が街を案内してくれました。日曜日や授業後はフリータイムでしたので、忙しいながらも香港を満喫することができました。

毎日、授業、テスト、宿題があり、勉強も遊びも忙しい日々でしたが、最高の毎日を送ることができました。日本とは異なる街の雑踏、美しい海、山、美味しい料理、そして中国語を3週間全身全霊で感じることができ、私にとって、とても貴重な体験となりました。

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