研究科概要

研究科概要

研究室に縛られない分野横断的な学びで、世界を新たな視点で捉える大学院

社会における大学院の役割とは何でしょうか。
4年間の大学での学びをさらに先鋭化させるために、自らの専門性をさらに磨きたいと考え進学を選択する人もいるでしょう。もちろん、自分自身の興味がある分野を自由に研究できるICUにおいて、自らの専門性を高めることは十分に可能です。ただ、我々が生きる現代社会が直面している問題は、様々な要因が複雑に絡み合い、高度な専門性を備えているだけでは太刀打ちできない問題が多く存在します。
例えば経済発展について考えるとき、そこには少子高齢化や環境問題など、現在目の前で起きている経済の現象のみで未来を予測できないように、また低線量の放射線による被曝が研究結果では「人体に影響はない」という判断を下したとしても、その地域に住む住民の心理的な不安がぬぐえなかった場合、医学の立場とは別の心理的なケアが必要になるように、これから我々が生きる時代は、高度な専門分野の研究が必要なのと同様に、研究結果の社会的意義を考慮することが重要になっていくでしょう。
ICU大学院は、研究室によって学ぶ内容を分断しません。学問領域を越え、研究室を越えた対話が「専門性のさらにその先、世界の様々な問題を解決へ導く力」を身につけるために有効であると信じています。

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2017年度大学院案内はこちらでご覧いただけます。

授与学位

博士前期課程、後期課程では、次の学位を取得することが可能です。

学位一覧 アーツ・サイエンス研究科

研究科課程専攻専修分野学位

アーツ・サイエンス

研究科

博士前期課程 心理・教育学 教育学 修士(教育学)
心理学
臨床心理学(注)
言語教育
公共政策・社会研究 政治・国際研究 修士(行政学)または修士(国際関係学)
社会文化分析 修士(社会文化分析)
メディアと言語 修士(メディアと言語)
公共経済学 修士(公共経済学)
平和研究 修士(平和研究)
比較文化 日本文化研究 修士(比較文化)
超学域文化研究
理学 数学・情報科学 修士(理学)
物質科学
生命科学
博士後期課程 アーツ・サイエンス 博士(学術)


(注)臨床心理学専修は2014年9月入学以降募集は行いません。

資格

高等学校及び中学校教諭専修免許状取得資格

本研究科で、所定の要件を満たすことで次の専修免許状を取得することができます。

大学院
アーツ・サイエンス
研究科

専攻 取得できる免許状の種類
中学校教諭専修免許状 高等学校教諭専修免許状
心理・教育学 英語、国語、数学、理科、社会、宗教 英語、国語、数学、理科、地理歴史、公民、宗教
公共政策・社会研究 社会 地理歴史、公民
比較文化 国語、社会、宗教 国語、地理歴史、公民、宗教
理学 理科、数学 理科、数学

学芸員資格

実習を含む所定の単位を取得し、学位を取得すると「学芸員課程修了証書」が授与され学芸員の資格を有することができます。

教育システム

学年暦について

入学:入学時期は4月と9月の2回あり、どなたでもいずれかの入学期を選ぶことが可能です。詳細については入学案内ページをご覧ください。

卒業:卒業時期は3月と6月の2回あり、海外留学、就職などの進路に合わせて卒業できます。

3学期制:一年を春、秋、冬の3つの学期に分けて、学期ごとに授業を完結させる3学期制を採用しています。

授業について

1時限は70分授業です。授業科目の単位数が、一週間における授業時間数(実験実習等を除く)を表します。

言語について

日本語開講と英語開講の授業があり、学生はその中から状況に応じて授業を選択していきます。日本人学生と留学生が同じ授業を受ける中で、お互いの語学スキルもアップしていきます。
研究に必要な英語能力を習得する英語科目や、留学生に対する日本語プログラムを、それぞれ用意しています。

なお、公共政策・社会研究専攻については、英語での授業のみで、修士の学位を取得することも可能です。

共通科目について

本学研究科は、基礎知識と専門的な論文作成、コンピューティング、領域研究スキルを育成するため以下の学際的共通科目を導入しています。
研究方法や論文作成、発表スキルの向上を図るため、学生は、少なくともこれらの科目からひとつを履修しなければなりません。
一年次の履修が望まれます。

授業科目名:現場実習による専門学習

自己の研究課題に関わることが、実際の社会の現実の中でどのように活かされているかを、実地で経験することは、研究のモチベーションを強め、また研究の新たな展開を発見することにつながります。このコースでは、研究分野の異なる大学院生が、それぞれに専門を活かした分野で、社会貢献あるいはインターンシップを行うとともに、その経験によって得られた知見を全体で報告し合うことにより、研究分野を超えた異分野間のコミュニケーションの能力を高めることも目標とします。実地経験の場所は、NGO/NPO、政府機関、国際機関、博物館、学校。

授業科目名:研究者のための論文作成法(英語)

このコースでは、それぞれの研究分野に必要な研究論文作成の方法を身につけることを目標とし、各学問分野に共通する学術論文の書き方を学びます。たとえば読み手の想定、必要とされる記述事項の明確化、情報の組み立て、論理的記述、データ分析等を訓練します。また、文例を分析し、専門領域に特有な文体や、内容及び書式を理解します。学習した内容をふまえて、実際に論文を作成します。

授業科目名:研究者のための論文作成法(日本語)

日本語での学術論文の書き方は研究領域や分野で異なる点がありますが、このコースでは代表的な学術論文のフォーマットおよびスタイルも含め、学術論文の基本的な構成を説明します。その後特定の主題を選び、実際に論文を書きながら訂正・修正・削除・加筆などの指導を受け、よりよい論文の書き方を学びます。

授業科目名:研究者のためのコンピューティング

コンピュータをツールとして活用し、研究論文作成に必要な基本要素の理解および実技を通してスキルを身につけることを目標とします。膨大な情報から必要な情報を検索・抽出し、それらを必要な形態に変換するデータ処理、データの可視化に必要なグラフ作成のスキルなどを学びます。また、データ分析の基礎を学ぶとともに、実技によって実際の方法を学び、最後に文書整型ツールを利用した、学術論文などの作成を行います。

カリキュラム及びシラバス

カリキュラム・シラバスは下記をご覧ください。

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