美術・文化財研究

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担当教員によるメジャー紹介

各担当教員がメジャーの学びや魅力を紹介します。

Mission Statement

芸術は古来からリベラル・アーツの一翼を担う分野として重要であった。これは、視覚、聴覚、触覚、あるいはその組み合わせによって、人間の美的本質がどのように表現され、また認識されるか、という根源的な問いを投げかけている学問分野である。こうした問いについての探究は、従来の、人文科学、社会科学、自然科学に属する、他の多くの学問分野とも自ずと結びついている。従って、このメジャーが担う使命は、諸感覚を通して認識される人間そのものの存在の意味を、学際的に考えることの重要性を伝えることに他ならない。

20世紀以来、高尚な芸術表現と世俗的表現の間の境界はますます不明瞭になる傾向にある。そうした文化的産物の消費者であり、創造者でもあり得る現代の学生に、人間存在の真の美的価値についての判断の指針を与え、良識と責任のある市民としての行動を涵養するための教育を実現することが急務である。この点で、本メジャーは来るべき世界において、さらに大きな役割を果たすことが期待されよう。

Learning Goals

美術・文化財研究メジャーでは、一般には異なる学問分野として扱われることの多い美術史と考古学を、同じ物質文化に関わる学問として1つの専修分野として扱う。美術作品の分析や評価には常に比較の視点が必要であると考え、絵画や彫刻だけでなく、建築や工芸も含めた西洋、及び東洋の美術全般について、地域や時代を限定せずに広い視野で学ぶ。対象の美や価値観を把握し、さらに知性を働かせて、そのなかに込められた深い意義や精神的価値の探究を目的とする。また、こうした知見を踏まえた上で、幅広い教養と学識を備えた、国際的に通用する語学力、実務的能力のある人材を養成しうる、学芸員課程を運営する。その際、湯浅美術館、考古学ラボ、泰山荘といった学内施設の活用が不可欠になる。

このメジャーにおいては、職業として専門としない学生には1)社会における芸術の存在意義、2)様々な表現内容を批判的に理解し判断できる素養、3)他の学問分野との学際的研究の重要性、4)世界的視野から見た人類の芸術活動の価値を教える。

専門的に学問として追究する学生には、それらに加えて、日本のみならず海外の一流の大学院レヴェルの研究の遂行に耐える基礎学力の養成を目指す。

総じて卒業生は、本メジャーでの学修内容を専門的職業にするか否かは別として、世界的視野から、的確な判断力に支えられた良識と責任を果たすことによって、それぞれが所属する社会に貢献しうる人材となることが期待される。

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