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高大接続プログラム:Reconsidering Peace in Liberal Arts 「リベラルアーツ・カレッジで平和を考える」ワークショップを開催

公開日:2020年1月23日

1月11日(土)~13日(月) の3日間、本学にて高校生2年生を対象とした「リベラルアーツ・カレッジで平和を考える」ワークショップ を開催しました。

ICUの協定校でもあり、全米のリベラルアーツ・カレッジのランキングで常にトップ10に位置するミドルベリー大学との共催で行われたこのワークショップは、ミドルベリー大学の大学院であるミドルベリー国際大学院モントレー校が実施している世界の高校生を集めて核不拡散・軍縮問題に関する討議を行うプログラム「Critical Issues Forum」をもとに、日本の高校生向けにアレンジしたものです。

プログラムには、首都圏だけでなく、広島、長崎、沖縄など国内の高校から、海外在住経験がなく、これから英語力を伸ばしたいという熱意のある高校生20人が参加。「平和」について英語で考えるために必要なコミュニケーション・スキルの紹介、講義、グループワーク、プレゼンテーションなどが全て英語で行われました。

なかなか発言ができずにいる高校生たちを、プログラムのサポート役として参加したICU生が支援し、グループでの結束力やコミュニケーションを高めるためのゲームなども織り交ぜながら、終始和やかな雰囲気でプログラムは進められ、最終日にはグループごとにワークショップで得られたものを自由なスタイルで発表するという課題が与えられ、アイデアを出しながら準備に励み、音楽や絵、クイズ形式など独創性豊かな発表が行われました。

参加した高校生たちは、大学での学びに必要なアカデミック・スキルを体験しながら、さまざまな視点から「平和」という難しいテーマについて考え、リベラルアーツの視点で広く「平和」を捉える力を養いました。

参加した高校生たちの感想

  • 複雑な問題には教科横断的なアプローチをすることで、平和や希望への可能性を感じることができると思いました。
  • 英語でのワークショップは大きなチャレンジで、どのような人たちが集まるのか不安もありましたが、周囲の助けを借りながらディスカッションやプレゼンテーションができてとても楽しく、充実した3日間を送ることができました。
  • ワークショップの雰囲気がとても好きでした。異なる世界や考え方に触れることができ、この時間がもっと続いてほしいと思いました。
  • 自分より見識が豊かな大学生と今起きている課題について話し、問題解決のために何をできるか考え、小さいことが大きなことにつながることに改めて気づくことができました。
  • 様々な分野が平和に関係していることが知り、今まで興味があまりなかった分野にも、今回興味を持ちました。

ICUでは、引き続き今回のワークショップのように高校生に新たな関心や刺激を与える学びの場を、高大接続の枠組みの中で提供していく予定です。