夏期留学プログラム 【2年次以上対象】

夏期留学プログラム 【2年次以上対象】

興味ある分野を学ぶ

夏休みを利用した短期留学プログラムです。ICUが交換留学協定を結ぶ大学や研修機関で専門科目を英語で学び、その国・地域への見識を深めながら単位を取得することを目的としています。中国語、ドイツ語、韓国語などの第二外国語を集中的に学習することもできます。留学期間は2~10週間迄と参加するプログラムにより異なります。いずれのプログラムも参加者だけでなく教員も世界各国から集まる国際的な環境です。夏期留学プログラムの参加後は、交換留学をはじめとする長期の留学に挑戦している学生も多くいます。

2018年度は、香港、インドネシア、韓国、カナダ、アメリカ合衆国、デンマーク、ドイツ、スウェーデン、英国で開催されるプログラムに応募が可能です。多岐にわたる専門分野はもちろんのこと、地域色豊かな分野(例:韓国研究、欧州史、現地の建築、等)もあり、「英語で学ぶ夏」を経験できる充実したプログラムとなっています。

参加可能プログラム一覧

地域国名大学名プログラム名
アジア 香港 香港中文大学 CUHK International Summer School
インドネシア ペトラ・キリスト教大学 Petra Summer Program
韓国
梨花女子大学校
Ewha Summer Special Program
高麗大学校 International Summer Campus (ISC)
延世大学校 Yonsei International Summer School (YISS)
北アメリカ カナダ ブリティッシュ・コロンビア大学 Vancouver Summer Program
アメリカ カリフォルニア大学バークレー校 Berkeley Summer Sessions (Session D)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校 UCLA Summer Sessions (Session A)
ペンシルヴェニア大学 Institute for Business Communication
Institute for Academic Studies
ヨーロッパ デンマーク オーフス大学 AU Summer University
ドイツ ベルリン自由大学 International Summer and Winter University (FUBiS) Term III
スウェーデン リンネ大学 Linnaeus University Summer Academy
イギリス ケンブリッジ大学(イギリス文化研究) University of Cambridge International Summer Programmes
イースト・アングリア大学 International Summer School
リーズ大学(イギリス文化研究) Leeds International Summer School
その他 CIEE夏期留学 CIEE Summer Study Abroad Programs (Summer 2018 Session III)

スケジュール

SummerStudyAbroad.jpg

費用概要(授業料・宿泊費・渡航費・生活費等)

留学にかかる費用として、授業料のほか、学生個人の負担となる渡航費、住居費、ICU指定の海外旅行傷害保険料、協定校指定保険料(研修校による)、ビザ申請にかかる諸経費、生活費(食費、現地交通費、交際費等)、などがあります。 費用概算:9万円~75万円(渡航先、参加プログラム、滞在形態などにより異なります)(渡航費、保険料、食費等別)

参加者の声

2017年 参加者 櫻井絵莉香さん
派遣先:リーズ大学(イギリス文化研究)

リーズ大学
リーズ大学はイギリスでも有数の規模を誇る大学であり、学生の在籍数は3万人超、また世界各国から多数の留学生を受け入れています。大学の敷地はとても広く、ICUが狭く感じられる程でした。プログラム期間中は、そんなキャンパスをリーズ大学の学生になったような気分で閲歩する毎日でした。名門大学なだけに施設が充実しており、大規模かつパソコンも完備の図書館、便利な日用雑貨店、カフェテリアやパブもあります。

授業は、プログラム前半2週間と後半2週間の2つのブロック(モジュール)からそれぞれ1つずつ選択することができます。内容は、イギリスの歴史から音楽、さらにはロボットに関するものまで多岐にわたります。私が受けた2つの授業のうち前半では、イギリスのカントリーハウスについて学ぶ「英国のカントリーハウス:社会史(The English Country House: A Social History)」を取りました。この授業ではフィールドトリップが多く、3回ほど実際のカントリーハウスを見学しに行きました。イギリスの歴史、文化を目の当たりにすることができ、貴重な体験であったと思います。後半で選択したデジタル写真の授業「デジタル写真入門(Introduction to Digital Photography)」は、非常に満足度の高い内容でした。講義は授業の半分ほどで、もう半分は学生が撮ってきた写真について良い点や改善点を皆で考える、というような形式をとっていました。ほぼ毎回の授業で課される写真の課題は、クリエイティビティを求められており少し難しいものでしたが、その分刺激的でした。街や大学内を歩き回り、どのように工夫してどんな写真を撮ろうかと試行錯誤しているうち、写真を撮ることの楽しさ、さらには表現することの楽しさを実感しました。写真が好きな人には一押しの授業です。

プログラムの随所では、ソーシャルイベントも盛りだくさんに企画されています。バス、電車を使って少し離れた町へ足を伸ばしたり、皆でスポーツをしたり、近場のレストランでビュッフェを楽しんだりと、内容は様々です。参加は自由ですが、少しでも興味があれば行ってみることをおすすめします。なぜなら、そのイベントが授業や寮などでは接点のない学生と関わることのできる場となるからです。また、リーズ大学の学生であるプログラムのソーシャルアシスタントたちとも仲良くなって、色々な話が聞けるチャンスでもあります。もちろん、休日を使って自分で遠出をすることも可能ですし、遠出せずともリーズの街で十分に楽しい時間を過ごすことができます。リーズは学生街で、交通の便も良く暮らしゃすい街です。

以上のように、リーズ大学でひと夏を満喫してきました。4週間という短い期間でしたが、プログラムを通して世界が近くに感じられるようになりました。また、さまざまな国・地域の友人ができ、「繋がる」ことができ、たった4週間でしたが、涙なしには別れられなかったほど絆が深まった友人もいます。こうした日本では得難い経験を得られたことだけでも、このプログラムに参加した意義があったと言えます。そして同時に、リーズ大学を選んで良かった、参加することができて良かったと心から感じています。

2017年参加者 渡邊由紀乃
派遣先:カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)

カリフォルニア大学バークレー校
英語を学ぶだけでなく、英語「で」自分の興味がある学問を学びたいと思った私は、カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)でのサマ¬ーセッションで海洋学と環境科学を履修しました。選んだ理由は、UC Berkeleyは環境学がとても発達しており、さまざまな面から環境問題にアブローチできるシステムがとても整っていると感じたからです。

環境科学のクラスは、「地球環境科学(Environmental Earth Science)」という名で開講されていたものの、実際に参加してみると、主に「土」についての授業でした。フィールドワークが1週間に1回開講され、ただ授業を聞いているだけでなく、外に出て土に触り、どのような土なのか(粘土質か、砂か、等)を判断する方法を学びました。教授は農業に強いとされるカリフォルニア大学デービス校で土についても教えている専門家でした。とてもユニークで授業は楽しかったのですが、宿題がとても多く、教科書と読書課題に加えて何本かの論文や記事を読まなければならなかったので、正直自分にはとてもきつかったです。しかし、環境について関心を持っていたため、UC BerkeleyでICUでは授業が開講されていないため学べない、違う面からのアプローチの仕方や、現地で出会った同じ関心を持つ学生の考え方を知ることができたので良かったです。

海洋学のクラス「海洋学入門(Introduction to Oceanography)」は講義のみでした。もともと海が好きでしたが、海についてはほとんど知らなかったため、海洋学という学問を通じて学べたことがとても良かったです。面白かったのは、"Environmental Earth Science"の授業で学んだことが"Introduction to Oceanography"の授業に生かされたり、"Introduction to Oceanography"で学んだ知識が"Environmental Earth Science"でのディベート(討論)のとき、大いに役立ったという経験です。どんな学問でも他の学問に繋がっており、一見関係がないように見えても役に立つことがある、その関係性を見いだせたときは気持ちが良かったです。

UC Berkeleyで学べたことは学問的な意味だけでなく、これからの自分の人生の指針に大きな変化を与えたと思います。留学中は「単位を取れるだろうか」「ついていけるだろうか」など不安でしたし、自分の専攻したいメジャーについても考えさせられました。しかし、テストやディベートでいい結果が出ることが自信につながりました。ICUで英語開講の授業を取ることにもためらいがなくなり、やればできるということが身にしみて分かりました。本当に色々経験し、落ち込むときもありましたが、でもそこで踏ん張ろうと思える力も培うことができ、UC Berkeleyに行くことができて本当に良かったと思います。そして、何より向こうで一生の親友を作ることができたのも大切な思い出でです。親友がいたからこそ厳しい授業を乗り越えることができました。UC Berkleyには優秀な学生が集まっているので、切礎琢磨しながら、時には助け合い、笑いあって過ごせました。この経験を活かし、長期留学やこれからのICUでの生活を飛躍させたいです。

2017年参加者 北澤はるな
派遣先:ベルリン自由大学(ドイツ)

ベルリン自由大学
私が夏期留学プログラムに参加した理由は、自分のメジャー(専修分野)に近い分野を海外で学んでみたいと思ったからです。3年次でメジャーを決定し、より専門的な内容を学び始めましたが、海外の大学で知識を深め、新たな見方や考え方を得たいと思い参加を決めました。ドイツを選んだ理由は、サークルをはじめこの夏に日本でやりたいと思っていることとの両立が可能な日程であったからです。また、個人的に1年次の時に海外英語研修(SEA)プログラムでカナダのモントリオールに行き、英語だけが公用語でない社会で生活したことが、さまざまな気づきをもたらしてくれたので、今回、そのような環境で生活してみたいと思ったからです。

ベルリン自由大学(FUBiS)の授業では、英語で授業を行う専門科目のコースをAトラックとBトラックから1つずつ、計2コース履修しました。Aトラックは月曜日と木曜日、Bトラックはは火曜日と金曜日の授業でした。基本的に90分授業が1日3コマで、どちらのクラスも週に一度は午後Excursion(学外での授業)がありました。

Aトラックの「法律、社会、政治と比較的観点(Law, Society, and Politics and Comparative Perspective)」の授業では、課題のリーディングの量が毎回ものすごく多く、読み切るのにはかなり時聞がかかりました。ですが授業では簡単にリーディングの要点を確認するのみで、あとは毎回のトピック(論題)に関するディスカッションが中心でした。積極的に発言をする人が多く、初めのうちは課題をやって、ディスカッションでクラスメートの言っていることを理解するだけで精いっぱいでしたが、だんだん要領がつかめてくると授業の理解も深まり、発言することも出来るようになりました。

プレゼンテーションはとても緊張しましたが、思っていたよりもよい評価を貰えたことで自信になりました。クラスメイトの半分以上は英語が第一言語ということで、プレゼンテーションの内容や話し方などいろいろな部分に不安はありましたが、ICUのリベラルアーツ英語プログラム(ELA)で学んだことを生かせたのではないかと思います。一方で第一言語が英語だからといって必ずしもプレゼンテーションが上手い、分かりやすいというわけではないということにも気づけましたし、今後の学びへの自信にもなりました。

Bトラックの「冷戦(The Cold War)」の授業では、今も冷戦期の様子が色濃く残るベルリンや、冷戦そのものついて学びました。このクラスは先生の講義が中心でしたが、週に一度セミナー形式の授業があり、そこではディスカッション重視の授業が行われました。シラバス(コース概要)の履修要件には冷戦について事前知識は問わないとありましたが、もともと詳しく知っている人も多かったです。Aトラック授業は、政治や法の概念や理論を理解し、ディスカッションという形式だったので、このBトラックの授業の方がより専門的だったように思います。

個人的にはAトラックのコースを頑張りたいと思っていたので、Aトラックの授業の負担になりすぎないようにシラバスを見てエッセイとテストだけのBトラック授業を選びましたが、内容的にはBトラックの授業のほうが苦労しました。特にエッセイは2000字ほど書かなくてはならず、求められている内容も文字数も私にとっては予想以上に大変でした。

ベルリンでの一か月の生活は本当にあっという間でした。大学の授業やホームステイで毎日いろんなことがあり、濃い時間になりました。特にホームステイは本当によい経験になったので、このプログラムに参加する人にはぜひホームステイを選んでほしいと思っています。

2017年参加者 村瀬歩美
派遣先:高麗大学校(韓国)

高麗大学校
韓国でのサマープログラムから日本に帰ってきて、「行ってきてよかった」という感想を第一に持つことが出来き、ほっとしています。韓国に行ったからこそはじめて考えたことが、授業や学校外での生活の中で沢山あり、自分のアイデンティティを改めて認識し、再考する機会ともなりました。韓国で考えたことの多くは自分では解決することのできない複雑で大きな問題がほとんどでしたが、それでも、とても貴重な経験であったと思います。

高麗大学校では①「現代韓国社会(Contemporary Korean Society)」、②「韓国におけるマスメディアとポップカルチャー(Mass Media and Pop Culture in Korea)」、③「韓国語入門 II (Beginning Korean II)」を受講しました。先の二つの授業は、ICUで受講することが難しい韓国ならではの内容でとても面白く、韓国語のクラスもICUで習ってきた韓国語のクラスとはまた違った教材を使い、新鮮な気持ちで授業を受けることが出来ました。

受講したコースの中で授業肉容や課題が一番難しかったのが、①のコースでした。難しい英単語が多く、リーディングも大量だったため、毎回ついていくのが大変でした。授業内でのディスカッションでもはじめは話し合いのスピード、そして何より話している学生の英語のアクセントの強さに何を言っているのか理解できず、その後の授業に不安を抱いていました。しかし、そのコースのイギリス人の先生は、学生が不安に思うことは解決してより良いコースにしようと常に授業を改善してれる方だったので、先生のもとに行き、授業において私が不安に思っていることや、悩みを相談しました。先生は私の話によく耳を傾けてくれ、その後の授業で「ディスカッション中にグループ内の全ての学生が発言する機会があるよう、またそういった雰囲気を持つことができるように皆が配慮していこう」などと呼びかけをしてくれたり、さまざまな対応をしてくれました。おかげで、毎回のディスカッションは難しかったのですが、自分の意見を伝える機会が得られ、次第に授業に参加することができました。内容も、韓国の古い歴史から、現代の韓国社会が抱える諸問題にまで多岐にわたり、そして深く掘り下げた内容のもので、考えがいのある面白いものばかりであったと思います。

明らかにサマープログラムに参加する前と後とでは日韓関係や北朝鮮に対する関心度、知識量、考えは変わりました。このプラグラムを通して得た人脈と経験を今回だけのものとすることなく、今後の学びにおいても生かしていく自信を得られたことが、今回の夏期留学の大きな収穫であると感じています。

2017年参加者 梅田真凛
派遣先:香港中文大学(香港)

香港中文大学
私は2年次の夏休みを利用して香港中文大学の3週間の中国語コースに参加しました。このコースは3週間毎日5時間中国語の授業を受ける集中コースであり、私は中国語学習そして有意義な夏休みを過ごすという目標のもとコースへの参加を決めました。

コースに参加する前にネット上でプレースメントテストを受け、その結果により4つのレベルに分けられました。私は以前に中国語を勉強していたこともあり、一番上のレベルのクラスに入りましたが、一番上のクラスは少し会話ができるという人から日常会話は完璧にこなせるという人までおり、当初は自分の中国語レベルでは授業についていけないのではないかと不安になりました。しかし、自分より中国語が上手な学生に囲まれ強制的に中国語を話さなければならない環境に身を置くことで、自分の学習スピードも日本で学んでいた時より早くなりました。日本人は他の国の学生よりも発音、特に中国でいう「声音」があまり上手でないと言われますが、その代わりにリーディングやライティングは強いので、自分の得意なところで成績を伸ばしながらスピーキング力をつけていくという方法で、授業をこなしていました。毎日リスニング、ボキャブラリー等、何かしらの小テストがあり、また週に1度プレゼンテーションも行うため、集中コースというコース名の通りICUの学期中よりも勉強量が増えましたが、その分中国語も確実に上達しました。

授業のない土曜日はマカオ、深圳(中国のビザを取得できない、しない人はランタオ島)への大学主催の旅行がありました。これらの旅行ではボランティアまたはバイトの香港中文大学の学生・元学生が街を案内してくれます。どこに行くか、どこでご飯を食べるかなども明確に決まっているわけではないので、行きたいところを伝えると連れて行ってくれました。このような旅行のない日曜日や授業後はフリータイムでしたので、忙しいながらも香港を満喫することができました。

毎日授業、テスト、宿題があり勉強も遊びも忙しい日々でしたが、最高の毎日を送ることができました。日本とは異なる街の雑踏、美しい海、山、美味しい料理、そして中国語を3週間全身全霊で感じることができ、私にとって、とても貴重な体験となりました。

RELATED PAGES

ページTOP