国際サービス・ラーニング

国際サービス・ラーニング

サービス・ラーニング・センターでは、アジアを中心とした大学・機関とService Learning Asia Network(SLAN)を作り、学生交換を行っています。参加学生は受け入れ大学・機関のサービス・ラーニング担当者を介し、現地のNPOや公的機関で活動を行います。

履修スケジュール

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SLANパートナー機関一覧

(2017年度実績)

国・地域 大学名 実習期間 派遣人数
インド レディ・ドーク大学(女子大) 7月上旬~8月上旬の約4週間 4名(女子のみ)
ユニオン・クリスチャン大学 7月下旬~8月下旬の約4週間 4名
タイ アサンプション大学 7月上旬~7月下旬の約4週間 5名
インドネシア ペトラ・クリスチャン大学 7月中旬~8月上旬の約4週間 9名
フィリピン シリマン大学 6月下旬~7月下旬の約4週間 6名
韓国 ソウル女子大学 7月上旬~8月上旬の約4週間 2名(女子のみ)
中国 愛徳基金会 7月上旬~8月上旬の約4週間 3名
香港 香港中文大学崇基学院 6月下旬~7月下旬の約4週間 0名
嶺南大学 6月下旬~8月中旬の約7週間 0名
※実習先の国、機関、活動内容、期間、派遣人数は年によって変動します。
※参加費用は、プログラム費、旅費、滞在費、食費、保険、現地交通費など全て合わせて約20~25万円が目安。

レディ・ドーク大学(インド)

実習期間:7月上旬~8月上旬の約4週間
2017年度派遣人数:4名(女子のみ)

香港や韓国の学生と共にレディ・ドーク大学のInternational Sercive Learning Programに参加。主に障がい児施設、学校、孤児院で子どものサポートを行ないます。カースト制度やジェンダーに関する学生同士の討議、ホームビジット、史跡観光などを行う年もあります。

Lady Doak College
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レディ・ドーク大学 2017年度参加者

サービス・ラーニングの参加者の多くは2年生ですが、私はメジャーを決め、学びの方向性が少しずつ見え始めた3年生になって参加を決意しました。

レディ・ドーク大学があるマドゥライは歴史のある寺院が多く、実際に複数の寺院に赴いたり、インドの食べ物や伝統衣装を体験するといった文化体験も豊富でした。またインドの宗教やジェンダーといったインドの社会に対する理解を促すレクチャーやディスカッションを設けてくれたり、さらにNGOや小学校を訪問し、学びを深めることが出来ました。

サービス活動では、孤児院と障がい者施設の2カ所を訪ね子供たちと時間を過ごしました。障がい者施設の学生たちは年齢や障がいの程度にもばらつきがあり言語の壁もあるため、心を通わせることは大変でした。アクティビティの用意に苦労し失敗することもたくさんありましたが、彼らと過ごせる時間を大切にして、与えられた環境の中で日々挑戦することで彼らと忘れられない時間を過ごすことが出来ました。

今回のサービス活動で出会った人々との関わりを通して、寄り添いながら生きることの素晴らしさや喜びを感じ、私のサービスに対するモチベーションは、相手に愛をもたらすことだということが分かりました。将来は周囲と心からの対話を作り出しながら生活をしていける環境を作っていきたいと思います。

インドでのサービス・ラーニングは長期にわたる夏休みを有意義なものにしてくれると断言できます。私自身が感じたあらゆる感情を、インドに行ってぜひ目の当たりにしてきてほしいと思います。

LD
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ユニオン・クリスチャン大学(インド)

実習期間:7月下旬~8月下旬の約4週間
2017年度派遣人数:4名

小学校、盲学校で子どもと関わったり、現地の人と共に平和について考察する活動が主体です。大学での講義受講、日本の歴史や制度についてプレゼンテーションをする機会もあります。ヒンズー教の影響が強いインドにあって、複数の宗教が混在し、一般的なインドと異なる雰囲気を持つ土地柄も魅力です。

Union Christian College

アサンプション大学(タイ)

実習期間:7月上旬~7月下旬の約4週間
2017年度派遣人数:5名

サービス・ラーニングを必修としている大学であるため、タイ国内に多くの活動先を持っています。過去には、パタヤの障がい児施設や孤児院での支援、バンコク近隣の高校にて日本語・英語教育のサポートなど行っています。宿泊は大学寮とホームステイ。大学で日本語を学ぶ学生との交流の機会もあります。

Assumption University
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アサンプション大学 2017年度参加者

オープンキャンパスでサービス・ラーニングを知ってから、入学したら必ず参加してみようと考えていました。タイのプログラムを選んだ理由は二つあります。一つ目は、障がい者支援のプログラムがあるので、学内で活動している特別学修支援室での経験を活かすことができると考えたことです。二つ目は、私は教職課程を履修しているので、実際に現地の高校で日本語を教えるという内容に興味がありました。

7月上旬は障がい者施設での活動でした。午前中は8時半からデイケア・センターで子どもたちの食事補助、散歩、遊び相手を務めてから、午後は障がいを持つ生徒のための職業訓練学校での活動です。日本から持参した折り紙を教えたり、代わりにタイ語を教わったりと文化交流がベースでした。翌日の活動のための下準備も大切な日課です。七夕を紹介するための短冊作り、笹の葉などを準備しました。また、7月下旬はホームステイをしながら、高校で日本語を教えました。四季や浴衣などの日本の文化を教え、ゲーム大会も企画しました。タイの伝統衣装を着られたことは良い思い出です。

私はこれまで海外に行ったことがなかったため、渡航に不安もありましたが、大学のプログラムということもあり、安心して参加することができました。活動先の高校や施設は比較的裕福な人ばかりでしたが、街を歩いてみると、小さい子が物を売っていたり、足が不自由な人が物乞いをしていたりなど、日々の生活が大変そうな人を多く見かけ、格差や、貧困という現状を目の当たりにし、視野を広げることができました。私は、開発学に興味を持っており、このサービス・ラーニングでの経験が、今後の専攻や卒論のテーマ選びに役立つだろうと思います。

AU
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ペトラ・クリスチャン大学(インドネシア)

実習期間:7月中旬~8月上旬の約4週間
2017年度派遣人数:9名

ぺトラ・クリスチャン大学のCommunity Outreach Programに参加。インドネシア・オランダ・韓国・中国・香港・台湾からの学生チームと共に、8箇所の村に分かれて、約4週間にわたる地域支援活動(施設整備・修繕事業など)を行います。英語での積極的なコミュニケーション能力が必須です。

Petra Christian College

シリマン大学(フィリピン)

実習期間:6月下旬~7月下旬の約4週間
2017年度派遣人数:6名

1週間ごとに孤児院、DV被害者支援団体、シェルター、小学校での教育サポートなど異なる団体を訪れて活動をするため、さまざまな社会問題について学ぶ機会があります。現地学生がバディとして常に付き添ってくれるので心強く、学生間の絆も深まります。

Silliman University
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シリマン大学 2017年度参加者

もともと途上国や開発の分野に興味があった私にとって、個人ではなかなか訪れることのできない場所に派遣してもらえるサービス・ラーニングは、経験を積む絶好の機会でした。活動中のリフレクションを通じ、同じ時間を過ごした友人と意見交換をすることで、自分の考えを深める機会があることも魅力的でした。

活動先にフィリピンを選んだのは、サービス内容が自分の関心に合っていたことに加え、シリマン大学のプログラムでは毎週異なる場所でホームステイや活動ができるため、フィリピン社会を多方面から学ぶことができるだろうと考えたためです。

実際に、最初の1週間は孤児院に滞在をし、その他3ヵ所の幼稚園・小学校を訪問しました。英語の授業のお手伝いやスープキッチンという団体への参加を通じ、地方の村、国内有数の私立大学内の幼稚園では教育のあり方が大きく異なることを知りました。加えて、孤児院の経営者の方の理念、子どもたちのバックグラウンドや社交性の高さを学んだことは、今でもとても印象的に残っています。また2週目には山の上の、3週目には都市近辺の村に滞在し、農村独特の生活を体験しながら、地域を牽引する人々の先進的な取り組みについて直接お話を伺うことが出来ました。

現地に赴いたことで、ボランティアの力がなくとも農村等のコミュニティはそれ自身の力で成り立ちうること、そして貧困や家庭内の問題によって困難に直面した子どもたちがそんな過去を抱えながらも力強く、私達以上に前向きに今を楽しんで生きている様子を知ることが出来ました。そこから、先進国側の日本の力を持って開発を進めるべきだとは必ずしも言えないことを実感しています。またフィリピン人の前向きで笑顔を大切にする文化から、日本社会においてこのような前向きさは見られるのだろうか、と両国を対照的にとらえるようになりました。

このようなサービス・ラーニングの経験から、まずは専攻に関して国際的課題よりも日本の課題を扱いたいという方向性を明確化することができました。加えて、開発途上の地域と関わる際「支援をしてあげなくては」という上からの目線ではなく、そこに暮らす人々と、より対等な目線で向き合う姿勢に近づくことが出来たと思っています。

Silliman
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ソウル女子大学(韓国)

実習期間:7月上旬~8月上旬の約4週間
2017年度派遣人数:2名(女子のみ)

現地学生、香港からの学生と共に児童センターや低所得者向けのコミュニティセンターでの子どものサポート、日本語・日本文化を教える活動が中心です。日中韓のよりよい関係作りを目的としているため、三国に関連のあるテーマでチームごとにプロジェクトを行い、国際協力機関に提出する年もありました。他国の学生と学び合う機会が持てることも魅力です。

Seoul Women's University
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ソウル女子大学 2017年度参加者

私は、主に二つの理由から韓国での国際サービス・ラーニングに参加しました。一つ目は、ボランティアとはどのようなものなのか、一度経験してみたいと思っていたこと。二つ目に歴史的、政治的な観点から日韓問題に興味があり、この問題について考察する機会を 持ち、理解を深めたいと思っていたことです。

ソウル女子大学のプログラムに参加したのは韓国の学生4人、日本の学生2人、香港の学生2人の計8人で、サービス活動の時は2グループに分かれてそれぞれ活動していました。私のサービス活動内容は、放課後に子ども達が集まるコミュニティセンターに行って日本と香港の文化を教えるというものでした。具体的には、日本語を教えたり、日本についてプレゼンテーションをしたり、どら焼きを作ったりしましたが、特にどら焼きは「ドラえもん」に出てくる食べ物とあって、子どもたちにとても喜んでもらえたのが印象的でした。2つのコミュニティセンターで活動したのですが、子ども達の年齢層が違ったので、それぞれの年齢に合ったサービスの内容を考えるのに苦労しました。

韓国でのサービス・ラーニングは、サービス活動の時間が少なかったり、事前に聞いていた日韓関係についてのワークショップがなかったりと、期待していた内容と異なっていたので戸惑う事もありました。しかし同時に、サービスで学んだ事から思わぬ方向に将来の選択肢が広がったなど、参加したからこそ得られた事も多くあります。サービス・ラーニングは、参加して後悔することはないと思います。

Seoul
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愛徳基金会(中国)

実習期間:7月上旬~8月上旬の約4週間
2017年度派遣人数:3名

南京に本部のあるキリスト教系のNGOで、中国全土で事業展開しています。その中の教育部が毎年ICU生のためにアレンジしてくれるサービス活動。愛徳基金会が運営する知的障がい者施設や老人ホーム、少数民族コミュニティなどで活動します。欧米からのボランティアも受け入れているため、一緒に活動する機会もあります。

Amity

香港中文大学崇基学院(香港)

実習期間:6月下旬~7月下旬の約4週間
派遣人数:0名(2017年度は派遣なし)

最も古いパートナー大学。香港社会、中国との歴史、人々の意識を学べる貴重な機会が与えられます。香港中文大学崇基学院の学生、韓国人学生と共に新界地域の移民・障がい者・児童に対して文化的な交流を主としたサービス活動を行います。

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香港中文大学崇基学院 2015 年度参加者

香港中文大学崇基学院のサービス・ラーニングは、活動場所の候補が複数提示され、自分の興味に近い活動先で、約1ヶ月間サービス活動を行います。私たちは香港に向かう前に大学の担当者とメールでやり取りをして、ベースとなるサービスの対象を「中等教育の子ども」と「高齢者」の二つから選ぶことができました。複数のサービスに携わることで多角的に香港の問題を考察できました。

サービス活動は現地の大学生と協力して行います。グループによって違いはありますが、主な活動は日本文化の紹介です。スケジューリングは現地の学生の手を借りて行いますが、自分達ですべて一から組み立てます。4週間の中で完全なる休日は5日間もないほど毎日がサービスや社会見学で充実していました。内容は活動先のニーズに答えながら自分達ができることを考え、子ども達には福笑いや日本語を教え、妖怪体操を一緒に踊ったりしました。高齢者の方とは日本語の習字や体操を一緒に行いました。

活動内容とリフレクション(活動の振り返り)は毎週記入し、現地のサービス・ラーニング担当者に提出することが求められます。週末に現地担当者と学生のリフレクション・ミーティングがあるので、活動内容で改善してほしいことを伝える機会がありました。さらに、現地の学生や同じ時期に活動している他国の学生とディスカッションをする機会もあり、その後飲茶に連れて行ってもらうなど、国際交流や香港の文化に触れる機会も多かったです。

CC
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嶺南大学(香港)

実習期間:6月下旬~8月中旬の約7週間
2016年度派遣人数:1名(2017年度は派遣なし)

香港・台湾・中国・韓国・フィリピンなどの学生と共に活動します。2014年度はActive Aging、Social Enterprises/Entrepreneurshipを主なテーマとし、講義、リサーチ、サービス活動を行っています。また、中国雲南省昆明市へのフィールドトリップでも活動を行う機会があります。英語での活動が中心ですが、中国語ができると尚望ましいです。

Amity
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嶺南大学 2016年度参加者

私は嶺南大学で行われたプログラム「Service-Learning Summer Institute」に参加しました。用意された4つのテーマの中から「社会的企業」(Social Enterprise)を選び、香港、台湾、アメリカの学生と一緒にグループを組みました。渡航前は他国学生とFacebookを通して交流したり、香港に関するドキュメンタリーを観たりして理解を深めておきました。現地ではテーマに関するレクチャーを受けてから施設を訪問し、その後インターンを行いました。

私たちのグループは、BiciLineという香港でのエコツアー推進・若者雇用支援を掲げている社会的企業で活動しました。ガイド担当者にインタビューをしたり、ツアー資料を翻訳したり、新しいツアーの内容や広報戦略について提案を行いました。

また、2週間四川省に行く機会もありました。四川大地震からの復興のためにNGOが運営している農村に行き、村人の取り組んでいる低炭素生活や有機農法などを学びました。

現地では毎日ジャーナル(日誌)を提出し、さらにはグループプレゼンテーションもあり、しっかりと自分の活動をリフレクション(活動の振り返り)することが求められました。また、嶺南大学の教授が対面でサポートして下さり、毎週プレゼンの内容にアドバイスをくださいました。このように、嶺南大学のプログラムはアカデミックな側面が強く、活動だけでなく、サービス・ラーニング理論についての勉強もかなりできます。ぜひ参加して、香港での濃い学びを楽しんできて下さい。

Lingnan
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