入学者選抜制度/アドミッション・ポリシー

多彩な選抜方法の中から、自分に合うものを選んでください

新型コロナウイルス感染症等の影響により変更が生じた場合、最新情報で公表しますので留意してください。

アドミッション・ポリシー

ICUではこのような力をつけたいと思っている方からの応募をお待ちしております。

文系・理系にとらわれない広い領域への知的好奇心と創造力

的確な判断力と論理的で批判的な思考力

多様な文化との対話ができるグローバルなコミュニケーション能力

主体的に問題を発見し、果敢に問題を解決してゆく強靭な精神力と実行力

ICUの入試の特徴

自己と世界の変革に挑戦するさまざまな可能性に満ちた学生を受け入れるために、4月・9月入学を設け、Web出願方式を採用しています。

多元的な評価尺度による入学選抜方式(詳細は各入学試験要項で必ずご確認ください)

  • 一般選抜

    リベラルアーツの学びは入学者選抜からスタートします。教科ごとの試験ではなく、大学での「学問」分野とその学び方に基づいた3科目構成です。受け身の学習を超え、主体的に学ぶことができる学生を選抜します。英語外部試験を利用して受験できる方式もあります。

    Web出願:1月上旬頃
    試験日:2月の第一土曜(三鷹キャンパス)

  • 総合型選抜

    志願者の学業、課外活動、芸術、スポーツ、奉仕活動などを通して、その資質を総合的に評価します。英語外部試験利用・理数探究型・IB認定校対象の3方式があり、提出書類や面接内容が異なります。書類選考ののちに教員が面接を行い、合否を判断します。

  • ユニヴァーサル・アドミッションズ

    ICUでは多様なバックグラウンドを持つ学生を歓迎しています。帰国生入学試験では、十分な日本語能力を持ち、なおかつ自らの海外経験(外国の教育制度で中高を通じ連続して2年以上)をリベラルアーツにおいて生かし開花させる資質を持つ学生を広く求めています。英語の試験として IELTS、TOEFLまたは Cambridge English の成績を利用し、日本語による書類選考と面接があります。

    母語が必ずしも日本語でも英語でもない学生のためのEJUを利用した選抜方法があります。

  • English Language Based Admissions

    英語のみの書類選考をご希望の方は英語ページをご覧ください。

    □4月/9月
    ◇JLP
    ☆1月~2月

  • 転編入学制度

    日本または外国の大学で本科学生として1年以上在学した人、日本もしくは外国の短期大学を卒業した人、高等専門学校を卒業した人(すべて見込みも含む)は、一般選抜を受験することで転編入が可能です。一般選抜へ出願の際には、在学や卒業の証明が必要です。

  • 社会人入学試験

    社会に開かれた大学として社会人を対象とした選抜を行っています。選抜方法は一般選抜の総合教養と英語外部試験と個人面接です。社会経験を通じてアカデミック分野における新たな関心や社会的責任を見出し、強い探求心を持つ方を求めます。

  • 学校推薦型選抜

    本学指定の高等学校において、推薦を受けた人が受験できる選抜です。小論文と面接を通じて、リベラルアーツへの適性を測ります。高等学校で理数系・文系を問わず、広い領域にわたり深い探求心を持ち、入学後も学習意欲高く主体的に学ぶ生徒を求めます。在籍する高等学校が指定校に該当するかどうかは、高等学校に問い合わせてください。学校推薦型選抜と総合型選抜の両方を受験することはできません。

  • 研究生

    4年制の大学を卒業した方が、本学教養学部で特定の分野における研究を行うものです。研究課題を明記して出願し、大学の判断によって許可されます。期間は原則1年間ですが、継続在学を希望する場合は、教養学部長の許可により1年更新することができます。

  • 科目等履修生・聴講生

    本学の学生以外の方が、単位の修得を目的として本学学部または大学院において特定の授業科目を履修するもので、教員免許などが含まれます。聴講生とは、単位の修得を目的とせず本学科目の聴講のみを希望する方です。詳細はご覧ください。

各種選抜一覧

〇 → おすすめ × → 資格により出願不可 重要:この表記は目安であり一部の例です。必ず入学試験要項で確認してください。

一般選抜※1
[A方式 / B方式]
総合型選抜※2
[英語外部試験利用]
[理数探究型]
[IB認定校対象]
ユニヴァーサル・アドミッションズ
帰国生入試※3 English Language
Based Admissions※4
EJU利用選抜※5
募集要項 1月上旬 9月上旬 8月上旬 4月:10月上旬、
9月:1月上旬・2月下旬
4月:12月上旬、
9月:1月下旬
入学時期 4月 4月 4月 4月/9月 4月/9月
主な選考言語 日本語 日本語 日本語 英語 日本語
卒業要件となる語学プログラム ELA(英語) ELA(英語) ELA(英語) JLP(日本語) ELA(英語)
入学試験要項
(※リンクのない項目は掲載予定時期を明記)
こちら こちら こちら こちら こちら
日本の高校卒 日本の中学・
高等学校で学んだ方
×
留学経験のある方 ×
IB Diploma
取得予定の方
在外教育施設
に在学の方
×
外国の学校卒 外国の教育制度
で学んだ方
インターナショナルスクールで学んだ方
IB Diploma
取得予定の方
〇IB認定校対象
英語・日本語以外の言語による教育を受けた方
(日本語学校で学んでいる方など)
  • 「一般選抜」では「A方式」と「B方式」を併願することができます。なお、「B方式」には英語外部試験スコアの条件があります。
  • 「総合型選抜」では3つの方式のいずれかを選択してください(併願不可)。なお、「英語外部試験利用」および「理数探究型」への出願資格には、成績条件(高等学校成績全体の評定平均値に関する要件)があります。また「IB認定校対象」では、国際バカロレア ディプロマ取得(見込み)で、かつ「日本語 A」を履修済み(または履修中)であることが必要です。
  • 「4月入学帰国生入学試験」は「外国の教育制度で中・高等学校を通じ2年以上継続して教育を受けた」方を対象とする入試区分です。
  • ・「English Language Based Admissions」は英語による書類選考です(英語外部試験スコアの条件あり)。4月入学と9月入学のそれぞれについて、出願期間が2回設けられています。なお、結果の如何に係わらず、再出願には1年間のインターバルが必要となります。
  • ・「EJU利用選抜」は「外国の教育制度のもとで高等学校最終学年から遡って継続して6年以上教育を受けた」方を対象とする入試区分です。母語が必ずしも日本語でも英語でもない、多様な学習背景をお持ちの方(日本語学校で学んでいる方など)に検討いただけます。なお、結果の如何に係わらず、再出願には1年間のインターバルが必要です。

ATLASとは

ATLASとは、Aptitude Test for Liberal ArtSの略で、ICUのリベラルアーツ教育の世界を俯瞰する入試、言い換えれば「ICUの講義が体験できる入試」と位置づけられる新しい入試科目です。2015年度からスタートしました。
他大学の試験とは大きく異なる選抜方法ですが、この試験そのものがICUから志願者のみなさんへのメッセージであり、リベラルアーツへの招きです。 このメッセージを勇気をもって受け止め、楽しくチャレンジできる学生を、ICUは心より待ち望んでいます。

学生の声

ATLAS受験は、楽しかった、の一言に尽きます。入試本番にもかかわらず、トピックの内容の面白さに感銘を受けていました。ICUという大学のイメージそのものの問題で、印象的なのは、設問作成者と自分との「対話」を重視しているということです。講義は音声だけで聴くのですが、話し手はそこに議論があるかのように雄弁かつ論理的に説明し、対話をしかけてきます。わくわくする新鮮な驚きがありました。いくつか受けた大学入試の中で唯一充実感のある問題内容でした。
(2年 男子)

特殊な入試形式なので受験前は不安でした。ICUに入学して振り返ってみると、ICUで学ぶための基本的な力(例えば英語や日本語の読解力、物事を俯瞰的に見る力)が求められていたと気づきました。つまりは、ICUの授業を先行して受講したようなものですね。ですから形式は入試としては特殊でも、求められるものは決して特殊なものではありません。形式を恐れず、果敢にチャンレンジする勇気が肝心だと思います。
(1年 男子)

試験というと、基本的にインプットしたことを正しくアウトプットするもの、と思っていました。けれどもATLASは、まず「聴く」。そして聞き取った内容をそのままアウトプットすればよいのではありません。
聴いて読んで理解して、そして自分の頭で考えてはじめて答えが出せます。普通に日常を過ごしているだけでは使わない思考プロセスですよね。だからこそ面白い。けれど、だからこそ準備しにくい(笑)。
アドバイスは、こういう思考プロセスを意識しつつ、さまざまな分野の本(新書や学術書など)を読み、自分なりに解釈して「書いてみる」という作業を繰り返すことだと思います。小論文の作成にも通じるものがありますよ。
(2年 女子)

例題

2. 講義で論じられた「漸進主義」の特徴を最も良く表している説明はどれか。

  • 現在の気候の変化は太陽活動などの自然なプロセスから生じているという考え方
  • 普遍的な真理は認識できないので、部分的な解明を目指すべきという主張 いき ち
  • 地球の気候システムは、閾値を超えると急激な変化をすると考えること
  • 科学的知見を徐々に積み上げ、そこから社会的課題解決の糸口を導き出すこと
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