比較文化専攻

比較文化専攻

比較文化専攻では、広義の文化の諸現象を、問題指向的な方法に基づき深く比較研究し、リベラルアーツの精神と高度の人文学の訓練とを結合した、未来への先見性と責任感とを備えた指導的な役割を果たす人材を養成します。

専攻主任あいさつ


CLA.SANO Yoshinori・佐野好則050404.JPG比較文化専攻主任

佐野 好則教授
Prof. SANO, Yoshinori

国際的・学際的だからこそ、 真の比較文化研究ができる。

ICU大学院の比較文化専攻の素晴らしい点といえば、 多様な国籍の多様なジャンルを研究する教員が、ICU大学院というひとつの場所に集結していることでしょう。そのため世界に存在する多様な分野の文化研究を、幅広い視点から比較・検証することが可能になり、学生たちは「リベラルアーツ」の理念のもと、国籍や分野を越境しながら自身の学びたい研究を深めていくことができます。そしてそのなかで得られた学びは、人間そのものの深い理解へもつながり、ICUの掲げる「平和」にも結びつきます。その根底を理解した人材は、これからの国際社会において、国際機関や企業問わず、あらゆる場で活躍していくことになるでしょう。

教員の声

cluture_image21.jpg比較文化専攻
小島 康敬教授
Prof.KOJIMA, Yasunori

どこまでも専門性を深めた上で、他の学問領域への越境を。

専門分野は日本思想史なかでも江戸期の思想です。儒教、仏教、国学といった形で体系化・教義化された思想だけではなく、その時代を生きた武士、庶民、老人の心性や死生観などを広く研究しています。大学は「知」を商品化・情報化して効率よく提供する場ではなく、「知」を鍛え養う場であって欲しい。それ故に、敢えて、「不親切」「意地悪」な授業に心がけ、過保護な教育サービスは避けています。
比較文化専攻は専門分野を横断した多角的な視点から学べることが、その大きな特色です。しかし、これはともすると、カルチャーセンターの体になりかねません。どこまでも専門性を深めた上で、それを足場として他の学問領域に越境して、自らの専門性を広く開いて一般化してゆくことが求められます。そして共に知の共同体を形成しましょう。

専修分野の紹介

比較文化専攻には、2つの専修分野があります。

  • 日本文化研究専修
  • 超学域文化研究専修

日本文化研究では、諸文化への広い関心を持ちつつ専門分野についての知識を深めることにより、海外の諸文化との比較および影響関係についての深い理解に基づいて日本文化研究の方法を習得します。複数の教員による基礎科目「比較文化研究方法論」(必修)および日本以外の文化・歴史に関する様々な科目を履修することにより、諸文化を比較の観点から位置付ける感性を磨きつつ、日本文化の諸相 (美術・音楽、文学、哲学・宗教、歴史)に関する科目の履修により、各自の研究テーマに対する多分野的なアプローチを発展させます。

「専門研究」においては、習得した専門知識を活かし、比較文化の観点を積極的に取り入れつつ各自の論文作成に向けた個人的な研究指導を行います。授与する学位は、修士(比較文化)です。

 

超学域文化研究では、従来の研究の枠にとらわれない広やかなパーペクティヴを持つことにより、自由でダイナミックな文化理解に基づいた研究を進めることを目指します。基礎科目「比較文化研究方法論」(必修)および様々な文化の諸相(美術・音楽、文学、哲学・宗教、歴史)に関する科目を履修することにより、文化・歴史研究の基礎的方法論を身につけるとともに、異文化間の影響・交流関係を学び、さらに諸文化の比較を通じて文化の根底的な構造についての洞察力を涵養します。

「専門研究」では、各自の専門領域の研究課題に大局的な観点からアプローチし、オリジナルな論文を作成するために個人的な研究指導を行います。授与する学位は、修士(比較文化)です。

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比較文化研究会

比較文化専攻には、学生・修了生・教職員を主たる構成員とする「比較文化研究会」が設けられています。 比較文化研究会では、論文等の研究成果を学術誌『ICU比較文化』 として発行するほか、比較文化を主題とする博士論文の内ですぐれた業績と認められながらも出版の機会に恵まれない著作を 「ICU比較文化叢書」として独自に刊行するなど、会員の研究活動を支援するさまざまな活動を行っています。会員同士の交流や、相互啓発による研究の活発化のためにも、 入学の際には研究会への参加も推奨しています。

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