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第11回学生通訳コンテストで本学学生が優勝

公開日:2017年12月11日

優勝した奥山裕太さん(右)と指導にあたった田村智子客員教授優勝した奥山裕太さん(右)と指導にあたった田村智子客員教授

11月25日(土)、全国外大連合事業「第11回学生通訳コンテスト」が名古屋外国語大学で行われ、本学学生奥山裕太(教養学部4年、メジャー:メディア・文化・コミュニケーション)が優勝しました。

このコンテストには、全国9大学から学生が参加。「孤島の国は存在しないー世界、日本、双方が互いに与え合うものー」をテーマに、日本語と英語で話される内容を逐次通訳し、その技術を競い合いました。

優勝した奥山さんのコメント

ICUで「実践通訳初級」などの通訳関連の授業を担当されている田村智子先生に、通訳コンテストに参加しないかと誘われ、良い経験になると思い参加することにしました。

参加を決めてから一週間ほどして、名古屋外国語大学からスピーチのテーマや、それに関連した単語集が届きました。中には理解しにくいテーマや、どう訳したらいいのか分からない単語が多くあり、コンテストで上手く通訳ができるのだろうかと不安を抱いていました。しかし、コンテストに向けて田村先生を始め東京外国語大学(TUFS)の鶴田知佳子先生やTUFSからの出場する学生一人と共に、模擬スクリプトを用意したり通訳練習を重ねるにつれ、自信を付けることができたと思います。

コンテスト前日の夜からすでに緊張してしまい、コンテスト中も審査員の方々を目の前にただひたすら手が震えるばかりでしたが、優勝でき非常に光栄に思っています。これもすべて今まで私に通訳を教えてくれた先生方、そして何よりコンテストまで万全の対策をしてくださった二人の先生方と、一緒に準備をしてくれたTUFSの友人、全員のサポートが無ければ成し遂げられなかったことだと思います。この場をお借りして御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

奥山さんの指導にあたった本学田村智子客員教授のコメント

この度ICUを代表してコンテストに参加した奥山裕太さんが見事優勝し、担当教員としてこの上ない名誉を賜り大変感謝しております。

この大会は、通訳を目指す全国の大学生の登竜門的な大会ですが、その準備も相当な覚悟を要します。毎年大きなテーマに基づいた幾つものサブテーマと関連用語のリストのみが参加者に送られ、担当サブテーマは大会当日のくじで直前に決まります。ICUはここ何年か未参加だったようで大会経験者の先輩学生もいなかったため、私が非常勤で教えている東京外国語大学の代表学生との合同演習をお願いしたところ、鶴田知佳子先生(東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授)が快諾してくださいました。奥山さんは毎週1,2回7限の授業後(19:00終了)に外大まで自転車で駆け付け、外大の代表学生と切磋琢磨しながら学生2人、教員2人の集中特訓を夜遅くまで行いました。

大会当日奥山さんが引いたくじは「医学」。杉田玄白の『解体新書』やiPS細胞・再生医学、そしてギリシャ哲学までさかのぼる西洋医学の根本思想など濃い込み入ったやり取りを、非常に落ち着いて丁寧に分かりやすく訳出できたことが優勝の鍵になったと思います。奥山さんは9月30日にICUで開催されたTEDxICUでもボランティアで同時通訳を務めたガッツのある学生です。一緒に練習した外大の学生も3位を勝ち取りました。

9月にICUに着任してからここまで多岐にわたり支えて下さった学内の諸先生そしてスタッフの方々に改めて深く御礼を申し上げますと共に、トランプ大統領来日の際にはテレビでの全同時通訳を担当されるという超多忙な中、合同演習で毎回奥山さんに大変貴重なコメントをして下さった鶴田先生にも改めて深く御礼を申し上げたいと思います。

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