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トークイベント「アイヌを生きる」を開催

公開日:2018年1月9日

世界人権デーを直前に控えた12月8日(金)、2017年4月に新たに開寮した樅寮・楓寮1階のセミナールームで、学生寮コミュニティ活動の一環として、本学の同窓生で仙台を拠点にシェイクスピア作品を演じる劇団「シェイクスピア・カンパニー」主宰の下館和巳さんと、阿寒アイヌ工芸共同組合専務理事を務め、ユーカラ劇脚本・演出家、ロックバンド歌手、アイヌ舞踏家など複数の顔を持つ秋辺デポさんのトークイベント「アイヌを生きる~人権問題を考える~」を開催しました。

このイベントは、来年より「シェイクスピア・カンパニー」が、アイヌを題材にシェイクスピアの悲劇「オセロ」の公演「アイヌ オセロ」を行うことが決定したことを受け、大学とさまざまなセミナーやワークショップなどを開催している樅寮・楓寮に住む寮生を中心とした学生団体「ICU Peers in Mitaka-no-mori(IPM)」が、下館さんに依頼し、開催に至りました。

イベントは、下館さんと秋辺さんの対話で始まり、「アイヌ オセロ」の公演を行うことになったいきさつや、脚本作成、アイヌ民族の現状などについて語りました。

秋辺さんは、「アイヌ民族の差別は150年続いている。これまで続いている差別は、劇というドラマの中で伝えることに意味がある。被害者だけの立場で言い返すと争いになり、仕返しになってしまう。だから今回アイヌ・オセロの制作に協力することにした。シェイクスピア好きの人はもちろん、アイヌ民族やシェイクスピアを知らない人も、この公演を見て何かを感じとってもらいたい」と語りました。

質疑応答の時間には、参加した学生たちから多数の質問があがりました。「アイヌ民族に関心があるが、アイヌでない自分が語るのは適切なのか」、「最近、社会の多様性が重要であるとよく言われるが、こうした現状をどう見ているのか」などの質問に対して、秋辺さんから、自身の経験などを踏まえて回答がなされました。またイベント終了後も学生たちが秋辺さんと下館さんを囲み、劇の演出に関すること、アイヌ民族、日頃の自分の悩みなどさまざまな質問や相談を投げかけていました。

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