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本学大学院博士後期課程の那須里絵さんが日本の代表として国際ワークキャンプと国際学会に参加

公開日:2018年2月2日

絵を用いたグループセラピーについて、各国の専門家とともに学ぶ那須さん(写真:左から2番目)

絵を用いたグループセラピーについて、各国の専門家とともに学ぶ那須さん(写真:左から2番目)

本学大学院アーツ・サイエンス研究科博士後期課程の那須里絵さんが、1月6日(水)から13日(土)まで、エジプトのカイロで行われたグループセラピーに関する国際ワークキャンプ" Transcultural Community Camp*"と国際学会" The 3rd EAGT International Conference & The 4rd IAGP Regional Conference in Africa in Group Psychotherapy and Group Processes*" に、日本の代表として参加しました。

アフリカでは、いまだに続く多くの紛争により、心に傷を負ってしまった人たちを救うために、多くのセラピストが求められています。今回のワークキャンプと国際会議では、世界20あまりの国と地域から、心理学者、医師、ソーシャルワーカーなどの専門家たちが、グループ活動を通してのメンタルセラピーのトレーニングや、こうしたアフリカの状況を改善するためにメンタルヘルスにかかる専門家たちは何が実践できるのかなどについて、意見交換を行いました。

那須里絵さんのコメント

ワークキャンプでは、エジプト、インド、ルーマニア、チュニジア、スーダン、イスラエル、日本などの国から集まった専門家を対象に、「自身のアイデンティティ、そしてリーダーシップとは何か」というテーマで、グループワークが行われました。そして学会では、キャンプで得た成果を発表する機会がありました。皆と意見交換するなかで、他国では移民や難民の受け入れにより、さまざまな国の子どもに対する心理的・社会的支援体制が作られてきていることを知りました。私は現在博士課程に在籍しながら、日本の学校現場で働いていますが、異文化のなかで生きる子どもたちへの心理的援助はまだ十分とは言い切れないように思います。心理の専門家として、この点について何ができるのかを考え、支援を発展させていく必要性があるのではないかと感じました。

今回のキャンプと学会への参加により、世界から日本を見る機会を通して、専門家としての能力について改めて考えることができたと思います。また、各国の若手の専門家とのネットワークを得られたことは私にとって大変励みになりました。今後は彼らに対し、日本における専門性を発信していけるよう、研究・実践ともに研鑽を積んでいきたいです。

*ワークキャンプ:Transcultural Community Camp(Rakhawy Training and Research Center主催)
<**国際学会:The 3rd EAGT International Conference, The 4th IAGP Regional Conference in Africa in Group Psychotherapy and Group Processes

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