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本学教員の著書が韓国旧約学会の学術賞に選定

公開日:2018年12月7日

本学の魯恩碩(ロ、ウンソク)上級准教授(メジャー:哲学・宗教学、環境研究)が、韓国旧約学会の学術賞(著書部門)を受賞し、11月30日(金)に韓国のソウルで授賞式が行われました。

韓国旧約学会は、旧約聖書学を研究する学会としては韓国最大規模であり、毎年1回、優れた研究活動を展開した研究者に著書部門と論文部門の学術賞を授与しています。

今回、魯上級准教授の著書『Poverty, Law, and Divine Justice in Persian and Hellenistic Judah』(SBL Press, 2018年4月)の学術性が高く評価され、著書部門の学術賞を受賞することになりました。

Poverty, Law, and Divine Justice in Persian and Hellenistic Judah (Ancient Israel and Its Literature)

Prof.Ro_book

■著 者:魯 恩碩
■出版元:SBL Press
■発行日:2018/4/20
■価 格:5,772円+税、$53.95 (Hardcover)

著書の概要:

これまでの学問的な視点を広げ、旧約聖書の国、社会、経済、宗教、法律などの諸領域を横断しながら、その相互作用を議論する内容で構成されています。また、そのような相互作用を通して、どのような社会集団が旧約聖書の形成に関わり、共存していたのかを追跡しています。世界的な聖書学の専門出版社の一つであるSBL PressのAncient Israel and Its Literatureというシリーズの一冊として刊行された本書は、著者が過去10年間に英語で行った研究成果の集大成。文献学的、歴史学的、社会学的方法論を駆使し、モーセ五書、預言書、詩編などのテキストを分析しながら、ペルシャ時代とヘレニズム時代のユダヤ共同体の社会経済的不平等の構造と地位の非一貫性現象(Status Inconsistency)が当時の神学的発展に深い影響を及ぼしたという新たな仮説を提示しています。この仮説は、契約の書(出20:22-23:19)、神聖法典(レ17-26章)、そして申命記法典(申12-26章)の同時代的相互影響関係を究明するのに効果的に活用されており、貧者の詩編(Psalms of the Poor)の形成史を再構成するためにも貴重な示唆を提供してくれることが期待されています。

魯恩碩(ロ、ウンソク)上級准教授のコメント:

聖書学の研究が非常に活発に行われている韓国の旧約学会で私の研究成果が認められたことを光栄に思います。これからさらなる研究活動を展開し、良い研究でICUの名を世界の聖書学会に伝えていきたいと思います。そして韓国と日本の聖書学会の架け橋のような役割を果たしていきたいと思います。

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