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献学60周年記念 サービス・ラーニングシンポジウム「日本の教育的文脈におけるサービス・ラーニングの意義とこれからの展望」開催

公開日:2013年12月9日

12月7日(土)、本学にて、献学60周年記念事業の一環として、サービス・ラーニング・センター設立10周年記念シンポジウム「日本の教育的文脈におけるサービス・ラーニングの意義とこれからの展望」が開催された。

サービス・ラーニングとは、大学での学びと社会の実体験を結びつける教育プログラムで、現在では世界各国の大学で盛んに行われている。本学では、学生個々の関心に応じて国内外の様々な場で30日間相当の無償のサービス活動を行った上で、プレゼンテーションやレポートなどのコース要件を満たせば、実習コースの単位を取得できる。

シンポジウムでは、「なぜ、高等教育にサービス・ラーニングが必要か」という視点から、理論家であり実践者でもあるロバート ブリングル博士が"Reflection on Service Learning in Higher Education(高等教育におけるサービス・ラーニングに関する考察)"と題した基調講演を行った。ブリングル博士は、アメリカ・インディアナ大学で18年間、サービス・ラーニング・センター長を務めた経験等を踏まえ、双方向の振り返りや評価の必要性など、これからのサービス・ラーニングのあり方を具体的に示した。

その後行われたパネルディスカッションでは、川島啓二氏(国立教育政策研究所高等教育研究部部長)、日本に「ボランティア学習」を根付かせた長沼豊氏(学習院大学教授)、東京の下町で地域に根差した福祉活動を実践する野原健治氏(社会福祉法人興望館館長)が加わり、西尾隆氏(本学教養学部教授、公共政策)の進行により、日本の高等教育におけるサービス・ラーニングの意義について意見を交わした。

パネリストは「教員からだけではなく、国内外のコミュニティーから多くを学ぶ時代になった」「生徒や学生はサービス・ラーニングを行いながら、コミュニティーの課題解決のため動き出している」等と語った。

また、質疑応答の時間には、実際にサービス・ラーニングに参加した学生から「現在の枠組みでは、大学が定めた科目としてのサービス・ラーニングの枠組みのなかでしか、学生の主体性を発揮できないという難しさがある」との意見が挙がった。

なお、パネルディスカッションの同時通訳は、同時通訳者であり本学准教授の本郷好和氏による指導を受けて勉強会を開催している、本学学生と卒業生6名が担当した。

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日本私立大学連盟発行『大学時報』第353号掲載
「サービス・ラーニングの学びが学生にもたらすもの」

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