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2014年 新年礼拝

公開日:2014年1月6日


2014年1月6日(月)9時30分より大学礼拝堂において、2014年新年礼拝が執り行われ、日比谷潤子学長が年頭挨拶を行った。

日比谷学長は、学生たちは大きな希望を持ち、本学で学んでいることに触れ、「私たち教職員の任務は、その一人ひとりが自らの召命を見いだし、神から与えられた賜物を成長させる過程を助けることです。先ほどご一緒に歌いましたように、『暗きをはらいて、ゆたけき心に、わが主を迎え』、2014年もご一緒に日々のつとめを果たしてまいりたいと存じます。」と述べた。

以下、日比谷学長年頭挨拶全文

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「わが魂は夜回りが暁を待つにまさり、夜回りが暁を待つにまさって主を待ち望みます。 」
(詩篇130:6)

あけましておめでとうございます。みなさま、よいお年をお迎えになったことと存じます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

私は1年前、初めてこの新年礼拝でお話ししました。昨年は1月7日でしたが、前日が公現日だったので、聖書朗読はマタイによる福音書第2章第1節から第12節を選び、ICUの準備期・草創期に大学の礎を築き、その後の歴史を支えた私たちの先人もまた、東方からベツレヘムに向かった3人の博士と同じように、神の光に導かれて歩みを進めたに違いないことを思い起こし、暗い闇の中にいると感じる時こそ、まことの光を求めて進もうと申し上げました。今日は1月6日、公現日の新年礼拝です。今年も引き続き、光をテーマにお話しします。

昨年は、1953年に本学が1期生を迎えてからちょうど60年の節目の年でした。しかしながら、世界にとっても、アジアにとっても、日本にとっても、またICUにとっても、輝かしい出来事ばかりの1年ではありませんでした。むしろ、暗い闇の中にいると感じる時が、少なくなかったのではないでしょうか。

本日の聖書朗読箇所で、信じる人の魂は、主を待ち望んでいます。「夜回りが暁を待つにまさり、夜回りが暁を待つにまさって」と、詩篇の作者が同じことを2回も繰り返すほどに、ひたすら主を待ち続けられるのは、なぜでしょうか。それは、決して変わることのない希望を持っているから、主が赦しと救い、そして光をもたらしてくださることを疑っていないからだと思います。私たちも、このような揺るぎない確信をもって新しい年を始め、またこの1年を通して、その態度を堅持したいものです。

昨年の11月2日は、ホームカミング・デイでした。これは、60周年記念行事の一環として、ICU祭に合わせて実施されたものです。「卒業生のための特別講義」の企画には、いわゆるシングル期から比較的最近の卒業生まで、さまざまな世代の方々がみえました。特別講義は3つありましたが、そのうち、スティール献学60周年記念教授による『近代日本史におけるICU』では、現在のキャンパスが中島飛行機三鷹製作所だった頃の写真等も交えつつ、大学の基本構想確立期から紛争時代までの歴史を、日米関係を軸に振り返りました。

どの講義でも、講師と卒業生のみなさんとの間で、質疑応答やディスカッションに花が咲きましたが、とりわけ、この『近代日本史におけるICU』は、この日講義にいらした1期生の方から、60年前のお話を直接うかがう貴重な機会となりました。

現在私たちが学び働くこのキャンパスの土地は、戦後の荒廃のなか、北米と日本で展開された大規模な募金活動によって、無数の方々からいただいたご寄附で購入されたものです。戦中/戦後の少年期に大変ご苦労の多かったこの1期生は、ICUの設立趣意書や募金運動の案内から、新日本建設のために献じられる大学があることを知り、その理念に深く共鳴して入学なさったそうです。戦時中の暗い闇の中で、文字通り、夜回りのように暁を待ち望み続けた青年の、大学に対する心ふるえるような期待や、入学後、意欲あふれる学生、そしてそれに情熱を傾けて応えようとする教職員に囲まれ、勉学やさまざまな活動に勤しむ生き生きとした姿が目に浮かぶようなお話でした。

それから60年。今の学生も、この1期生の方と同じように、大きな希望を持ち、未来を志向して、このICUに集められています。私たち教職員の任務は、その一人ひとりが自らの召命を見いだし、神から与えられた賜物を成長させる過程を助けることです。先ほどご一緒に歌いましたように、「暗きをはらいて、ゆたけき心に、わが主を迎え」、2014年もご一緒に日々のつとめを果たしてまいりたいと存じます。

一言、お祈りします。

ご在天の父なる神様。 あなたは公現の日も今も、時空を超えて私たちに光をもたらしてくださいます。私たちが希望を失わず、あなたのみもとに行く日まで、信仰の光に導かれて歩み続けることができますように、どうぞお守りください。 主イエス・キリストの御名をとおしてお祈りします。

アーメン

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