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文部科学省 2014(平成26)年度「スーパーグローバル大学創成支援 タイプB」に採択

公開日:2014年9月26日

2014年9月26日(金)、本学の国際化の取組「信頼される地球市民を育むリベラルアーツのグローバルな展開」が、文部科学省 2014(平成26)年度「スーパーグローバル大学創成支援」(タイプB、採択数24件)に採択されました。

今年5月には、国際基督教大学高等学校が文部科学省「スーパーグローバル高等学校」(指定校数56校)に指定されており、この度、高校・大学共に「スーパーグローバル」に採択となりました。

「スーパーグローバル大学創成支援」は、徹底した国際化と大学改革を断行する大学を重点支援することにより、我が国の高等教育の国際競争力を強化することを目的として、今年度から実施するものです(文部科学省WEBサイトより)。採択されたのは、世界水準の教育研究を推進する大学(タイプA)と、先導的試行に挑戦し国内大学の国際化を牽引する大学(タイプB)の取組です。タイプBでは、全国の国公私立大学計93件の申請があり、24件が採択されています。

献学から60年にわたり、大学の国際化を目指してきた本学が、次の10年間を見据えて提示した取組「信頼される地球市民を育むリベラルアーツのグローバルな展開」の主な柱は、次の3本です。


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1)世界に開かれた学生選抜制度の構築

web_SGU2_s.jpgこれまで本学は、日本の教育制度で学んだ者を4月に、海外の教育制度で学んだ者を9月に受け入れてきました。この制度は、開学当時は先進的なものでしたが、グローバル化が進んだ今日では、現状と相違が生じています。学生の国籍や言語修得状況が多様化し、本学においても、日本人学生、帰国生、英語を母語とする学生、日英以外を母語とする学生などが学ぶようになっているからです。そこで本学は、学生が自分の言語環境や教育履歴に合わせて、春と秋のどちらでも入学できるような選抜制度を構築します。

入学機会の複数化は、その後の学修課程にも大きな変化をもたらします。これまでは、春入学の学生に徹底した英語教育を、秋入学の学生に徹底した日本語教育を行ってきましたが、新しい制度では、春秋ともに日英の語学プログラムを充実させ、学生の習熟度に合わせた多彩な授業を開講します。その結果、学生は専門科目を、日英どちらの言語でも、より深く学ぶことができるようになります。

本学では現在も、専門科目を日英別々のコースに分けていません。英語だけで卒業できるプログラムも設けません。日本人と外国人が別々に学ぶのではなく、入学者全員が、どちらの言語でも高度な学問的ディスカッションに参加できるようになってほしいからです。同一の授業の中で、日英両語が自由に交わされ、異なる背景に育った者との出会いが起きることで、自他に対する批判的思考に目覚める。それが、バイリンガリズムによる本学の「グローバル・リベラルアーツ」です。

2)学生と教員の統合的な支援体制の構築

web_SGU3_s.jpg学生と教員の統合的な支援体制の構築のため、「学修教育支援センター」を新設します。このセンターは、これまで学内のさまざまな部署が担ってきた教育機能を集約し、学生と教員の双方を一元的に支援する組織です。

日本人学生、帰国生、英語を母語とする学生、日英以外を母語とする学生など、多様な言語背景をもつ学生に対応するためには、カリキュラムを充実させるだけでは不十分です。授業時間外に一人ひとりの学修を支える大学全体での仕組みが必要になります。学修教育支援センターでは、学修目標達成のためのアカデミックプランニング(学修計画の立案)支援を行い、学部生・大学院生の隔てなく個々の言語状況に応じた論文執筆指導を実施します。

また、学生だけでなく、教員の支援も行います。ファカルティディベロップメントを含む教員育成、ICTを活用した授業運営などについてもきめ細かく支援します。新任教員はそこで本学の教育制度を組織的に学び、ベテラン教員もまた新たな授業形態を模索できます。これらがすべて多様な学生を迎える本学全体の教育力を向上させます。それを統合的に行うのが学修教育支援センターです。

3)グローバル・リベラルアーツ・モデルの構築

web_SGU4_s.jpg本学は世界の他大学と協働し、世界水準のリベラルアーツ教育「グローバル・リベラルアーツ」のモデルを構築します。そのため、「Global Liberal Arts Alliance」(GLAA)および全米第7位(2015年)のリベラルアーツカレッジ・ミドルベリー大学との協働を進めます。

■GLAAとの協働

今年3月、本学は日本で唯一、アジアで2大学目のGLAA加盟大学となりました。GLAAと協働して進める、現時点の具体的計画を三つ紹介します。

一つ目は、Global Scholars Programです。GLAAが来年から開始するこのプログラムの大きな特徴は、学生が3、4年次にかけて2つの地域の加盟大学へ留学するという点です。例えば、米国とサウジアラビア、スイスと香港など、多様な留学先の組み合わせが可能です。3つの国の社会・文化を経験することによって、広く国際的な視野を持った、地球市民としての人材を育てます。

二つ目は、International Development Summer Instituteです。このInstituteは来年の夏に、ナイジェリアで初めて開催されます。その後、各国を巡回しますが、そこにICUの学生を派遣し、本構想期間中にICUもホスト校の役を担います。

三つ目は加盟校が共同で運営するGlobalization Studies Majorです。この専攻は、通常の国際関係学科のような、経済・政治・テクノロジーなどにまたがった学際的な教育だけでなく、特に「グローバル化の与える影響」に焦点をあてた教育を行います。教育方針を加盟校が共同で決定するのが特徴で、将来的には、学生が必修科目を他のGLAA加盟校で受講することも可能にします。

■ミドルベリー大学との協働

リベラルアーツカレッジ・ミドルベリー大学の大学院であるモントレイ国際大学院(MIIS)とは、学士修士を5年で取得するプログラムを設けます。本学の学部開講科目が、同大学院の出願要件の一部として認められることにより、実現したものです。


■本学の構想調書は こちらでご覧いただけます。

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■文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/sekaitenkai/1319596.htm

■文部科学省「スーパーグローバルハイスクール」
高等学校等におけるグローバル・リーダー育成に資する教育を通して、生徒の社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、もって、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図ることを目的としています。(WEBページからの抜粋)
http://www.sghc.jp/

■国際基督教大学高等学校 スーパーグローバルハイスクール採択のお知らせ
http://icu-h.ed.jp/news/archives/140507_001315.html

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