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2016年新年礼拝を執り行いました

公開日:2016年1月6日

2016年1月6日(水)大学礼拝堂において、2016年新年礼拝が執り行われました。北中晶子 牧師の司式のもとに始まった礼拝では、参列者一同で讃美歌410番「鳴れかし鐘の音」を合唱し、「ローマ人への手紙12章3節~8節」が朗読されました。

続いて、日比谷潤子学長が年頭挨拶を行い、「すべての人々が『思いあがることなく』、自分に与えられた賜物を用いて働けば、互いが助け合い、よりよい結果が得られるはずです。国際基督教大学の『次の60年』の礎を築くために、本学を構成する私たち全員が、自分に与えられた賜物を『惜しみなく』、『熱心に』そして『快く』用いて、この1年を過ごしてまいりたいと存じます」と、メッセージを送りました。

以下、日比谷学長新年挨拶全文

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讃美歌 410 鳴れかし鐘の音
聖書朗読:ローマ人への手紙12章3節〜8節


あけましておめでとうございます。みなさま、喜びと信頼と感謝のうちに、新しい年をお迎えになったことと存じます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ご承知のとおり、本学は献学の理念を徹底して実践し、神と人とに奉仕する有為の人材を育成し続けるため、キャンパス・教育環境の改善、給付奨学金制度とアカデミック・プログラムの一層の充実を目指して、2011年度から2015年度までの5年間にわたり「献学60周年記念事業」を展開してきました。その期間も残すところ3か月弱となっています。

初年度、東日本大震災のほぼ1か月後に行われた「国際基督教大学における環境研究への期待」と題する講演会に始まり、昨年10月から今年の3月末日まで続く歴史資料室企画展「ディッフェンドルファーとトロイヤーの軌跡:新しい大学の建設」に至るまで、さまざま企画に取り組んできました。この間、二人の60周年記念教授を招聘したほか、United Board for Christian Higher Education in Asiaとの共催による「アジアにおける宗教間の理解と平和構築」に関するシンポジウム、グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワークの「日中韓ラウンドテーブル」、アスペンの「文化外交フォーラム」といった国際会議もいくつか行われました。また、2013年度からは、ICU祭の一日に、多くの卒業生の参加を得てホームカミングも実施されています。記念募金にも多数の関係者からご協力いただきました。事業期間そのものは3月で終わりますが、来年度に入り、春学期も終わりに近づく6月半ばには、本記念事業を総括し、今後を展望する催しも計画されています。

さて、5年前に記念事業を始めるにあたり、私たちはそのスローガンとして、「次の60年を目指して」(Creating the next 60 years)を掲げました。本事業のウェブサイトには、「先人の尽くした力に敬意を払い、今度は私たちがICUの次の60年を創る」との決意が表明されています。事業期間を終え、新たな一歩を踏み出す2016年は、先ほど読まれたローマ人への手紙の第12章第5節にあるとおり、「キリストにあって一つのからだであり、また各自は互に肢体」である本学の構成員が、心を合わせて「次の60年」の基礎を固める年です。

言うまでもなく、人間の身体に備わっている数多くの器官は、おのおの独立しているわけでも、すべて同じ機能を有してしているわけでもありません。個々の器官は、からだ全体のためにそれぞれ働いています。同様に私たちも、一人ひとり、神から他の人にはないその人だけの能力や立場を与えられており、各自が果たすべきことは違います。それがどのようなものであれ、私たちには、常に全体を念頭に置きつつ、何のためにこれらの能力や立場が自分に与えられているのかを考え、その役割を果たすことが期待されています。そしてパウロは、この「からだ」に関する節の直前で、各人がその働きを遂行するにあたって、慎み深く考え、自分の限度を知って、常にへりくだった心で神に仕えるようにと、促しています。

続く第6節でパウロは、「わたしたちは与えられた恵みによって、それぞれ異なった賜物を持っている」と述べ、預言する、奉仕する、教えるなど、合計7つの賜物に触れています。すべての人々が「思いあがることなく」、自分に与えられた賜物を用いて働けば、互いが助け合い、よりよい結果が得られるはずです。国際基督教大学の「次の60年」の礎を築くために、本学を構成する私たち全員が、自分に与えられた賜物を「惜しみなく」、「熱心に」そして「快く」用いて、この1年を過ごしてまいりたいと存じます。

最後に、一言お祈りします。ご在天の父なる神様、昨年一年を通じて私たちのうえに豊かに注がれた恵みに感謝申し上げます。私たちが常にへりくだってあなたに仕え、自分が果たすべき役割を全うすることができますように。また、本学に連なるすべての人々が、希望を失うことなく心を一つにして進むことができますように、どうぞお守りください。 主イエス・キリストの御名をとおしてお祈りします。

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