NEWS

「無国籍情報センター開設記念シンポジウム 日本における無国籍研究:無国籍から見えるもの」を開催

公開日:2018年2月27日

秋山肇氏(写真左)、小田川綾音氏(写真中央)、李節子氏(写真右)秋山肇氏(写真左)、小田川綾音氏(写真中央)、李節子氏(写真右)

2月12日(月)、ICU平和研究所(PRI: The Peace Research Institute)主催、無国籍ネットワーク・無国籍研究会の後援で、「無国籍情報センター開設記念シンポジウム 日本における無国籍研究:無国籍から見えるもの」が開催されました。

まず、日本学術振興会特別研究員で、ICU大学院博士後期課程の秋山肇氏が登壇し、「日本における無国籍の予防と国際法」と題して、明治国籍法以来の日本の無国籍予防の歴史について包括的に報告しました。

次に、無国籍研究会の主任研究員を務めている弁護士の小田川綾音氏より、「日本における無国籍者--類型論的調査」の報告が行われました。小田川氏は、日本において、無国籍者がどのようにして無国籍となったのか、法的な視点を踏まえて説明しました。

3人目の登壇者として、元昭和女子大学大学院教授の月田みづえ先生が「福祉からみる無国籍」と題し、無国籍となっている個人、特に沖縄での無国籍児とその家族が行政サービスを受ける上で抱えていた困難や、無国籍であることによるアイデンティティの問題について事例を踏まえて報告しました。

10分間の休憩の後、長崎県立大学の李節子教授が、「日本における無国籍状態の外国人母子の健康課題」と題して、無国籍である女性が直面している、妊娠・出産に関する問題について報告しました。

登壇者による報告の後は、弁護士である関聡介氏がファシリテーターとなり、4名の登壇者によるパネルディスカッションが約1時間行われ、日本における無国籍に関する問題点について、登壇者それぞれの立場・研究領域から活発な議論が行われ、後半では、ICU学部生を含めた参加者との間で、質疑応答や報告に対する意見交換が行われました。

なお、このシンポジウムは、学部生が中心となって運営を行い、司会などを担当しました。

IMG_6174.JPG
運営を行った学生
Page top