キャンパス・施設紹介
ICUキャンパスの広さは約62万平方メートル、東京ドーム13個分あります。武蔵野の雑木林に囲まれた校舎や研究施設の周辺には、学生寮や教職員住宅が点在しています。西側には東京都立野川公園が隣接し、四季の移ろいを味わえる、恵まれた自然環境にあります。2023年10月、ICUキャンパスは「ICU三鷹キャンパスの森」として、環境省が主導する「自然共生サイト」の認定を取得しました。
- 15 大学礼拝堂
- 16 シーベリー記念礼拝堂
- 17 大学食堂
- 18 東ヶ崎潔記念ダイアログハウス
- 19 カウンセリングセンター
- 20 本部棟
- 21 アラムナイハウス
- 22-31 学生寮
- 32 教職員住宅
- 33 泰山荘
- 34 ユリーカ・ハウス
- 35 国際基督教大学高等学校
学生によるキャンパス紹介動画
大学本館
旧中島飛行機三鷹研究所として使用されていた建物に4階部分を増築し、1953年完成(設計=ヴォーリズ建築事務所)。2003年に外壁を改装。大小さまざまな教室があり、授業の多くが行なわれます。ほかにカリフォルニア大学東京スタディセンター、宗教音楽センター などがあります。
宗教音楽センター
1970年に大学礼拝堂に設置されたリーガー社製パイプオルガンの管理運営のために設けられた「オルガン委員会」から発展し、1977年に設立されました。定期的にオルガン演奏会、公開講演会などを開催するほか、学生対象の「オルガン講座」を実施しています。練習用のパイプオルガンとして森有正記念オルガン、ノアックオルガンがあります。
トロイヤー記念アーツ・サイエンス館
2022年に竣工(設計=株式会社日本設計・隈研吾建築都市設計事務所)した地上4階建ての建物内には、自然科学系の研究室や実験室などの設備のほか、1・2年生を中心に全学生が利用することになる大教室が5つ、また教育研究所、社会科学研究所、キリスト教と文化研究所、アジア文化研究所、平和研究所の5つの人文・社会科学系の研究所、 ヘルスケアオフィスなどがあります。
建物の中心に位置する場所には、人と人とのつながりの創出、学問分野横断型の教育・研究を促進する象徴的な場として「Hub Central(ハブ・セントラル)」が設けられ、Hub Centralとつながる屋外には、新館、本館、理学館と総合学習センターの間に広がるクアドラングル(中庭)が広がります。
マクリーン通り
正門から続く約600mの通りをマクリーン通りと呼びます。大学の創立に貢献したマクリーン牧師 (ギンターパーク長老派教会、本学名誉人文学博士)の名にちなんでいます。通りの両脇には約70本、さらにその周辺を含めると100本以上の桜が、平和と隣人愛を祈念して植えられています。
芝生広場
大学本館前の芝生は学生の憩いの場。青い空の下、友人と話したり、昼寝をしたり、時には授業も行われます。
図書館
1960年完成(設計=レーモンド設計事務所/施工=大成建設)以来、大学の教育・研究の中心的役割を果たしてきました。79万冊を超える蔵書は、和書、洋書とも広範な分野におよんでいます。2000年には、ミルドレッド・トップ・オスマー図書館が新設され、日本初の本格導入となる自動化書庫を設置。図書、雑誌、電子情報など様々な情報媒体を統合してより一層学習にふさわしい環境が整いました。
オスマー図書館地階にはスタディエリアとヘルプデスクがあります。1階フロアは学修・教育センターとなっており、オフィスエリア、ライティングサポートデスク、グループラーニングエリア、グループ学習室などがあります。オフィス前のエリアではスタッフや学生アドヴァイザーのICU Brothers and Sistersが履修相談に応じています。
また、図書館本館には、ICUアーカイブズ、特別学修支援室なども設置されています。
教育研究棟
1978年完成(設計=稲冨建築設計事務所)。教員の研究室の他、ジェンダー研究センター 、大学院事務グループオフィス、ロータリー平和センターなどがおかれています。
第2教育研究棟
1991年完成(設計=真建築設計事務所)。教員研究室および事務室などがあります。
理学館
1967年完成(設計=稲冨建築設計事務所)。2022年度まで、自然科学の教育・研究の中心でした。実験設備等は2023年度より、トロイヤー記念アーツ・サイエンス館に移管され、現在大規模改修中となっています。
総合学習センター
1981年に完成(設計=K構造研究所)した全学共同の利用施設です。普通教室、コンピュータ教室、CALL教室、ビデオなどマルチメディア・コンテンツの作成が可能なデジタルメディア・ラボ、コンピュータ利用者の支援を目的としたヘルプデスク、心理学 実験室、教員研究室などがあります。
大学博物館 湯浅八郎記念館
初代学長である湯浅八郎博士の本学創設・育成に対する貢献を記念して1982年に開設した博物館です。主な収蔵品は湯浅博士が収集した日本の陶磁器、染織品、木工品などの民芸品と、構内で発掘された旧石器時代から縄文時代の石器、土器、敷石住居址の復元模型などの考古遺物です。常設展示に加え、年3回の特別展や公開講座を開催、学内・学外者を問わず入館できます。館内は学芸員課程の授業にも活用しています。
体育施設・セントラルロッカー
キャンパスには、2つの体育館があります。2018年に完成したA体育館(デザイン監修=日本設計、隈研吾建築都市設計事務所、設計=前田建設)には、メインコート、スタジオ、保健体育の講義が行えるセミナールームがあります。1972年完成のB体育館(設計=稲冨建築設計事務所)には、球技室、格闘技室、トレーニング室などがあります。
その他、体育施設としては、A体育館とともに完成したプール、2001年完成のセントラルロッカー棟(設計=一粒社ヴォーリズ建築事務所)には、ロッカー室、シャワー室、保健体育プログラム教員の研究室などがあり、屋根付きテニスコート、野球場、サッカー・ラグビー場、アーチェリー場などもあります。
スポーツ・クラブハウス
1990年完成(設計=大成建設)。スポーツ系クラブ・サークルの部室、ロッカー室、シャワー室などがあります。
ディッフェンドルファー記念館 東棟/西棟
東棟は1958年に完成(設計=ヴォーリズ建築事務所)。創立に貢献のあったディッフェンドルファー博士の名を冠した建物で、学生及び教員の交流の場として建てられました。地上3階、地下1階建てで、講堂(オーディトリアム)、学生クラブ活動室、宗務部などがあります。2021年にリノベーションを実施。
また2000年には西棟が完成(設計=一粒社ヴォーリズ建築事務所)。地上4階、地下1階の建物で、地下には防音設備を完備した音楽練習室、1階にはラウンジ、売店、多目的ホール、2階には会議室、3・4階には学生クラブ活動室などがあります。
大学礼拝堂
1954年完成(設計=ヴォーリズ建築事務所・第一期)、1960年増築(設計=レーモンド建築設計事務所・第二期)。中にはオーストリアのリーガー社製 パイプオルガンが設置されています。大学礼拝や入学式、卒業式などが行なわれ、また国際基督教大学教会として日曜礼拝などが行なわれています。
シーベリー記念礼拝堂
1959年完成(設計=ヴォーリズ建築事務所)。創立に貢献のあったルース・イザベル・シーベリーの名を冠して作られた礼拝堂です。少人数の式や会合が開催されます。
アラムナイハウス
2000年完成(設計=レーモンド設計事務所)。大学と同窓会の交流の場として作られたもので、2階に 同窓会事務室 とラウンジがあります。
東ヶ崎潔記念ダイアログハウス・大学食堂
大学食堂、国際会議室、短期留学生寮、研究者寮、会議室などが入った複合施設です。2010年8月完成(設計=GYA Architects, Inc.・日建設計)
この建物には次のオフィスがあります。
- サービス・ラーニング・センター
- カウンセリングセンター
- ハウジングオフィス
- 就職相談グループ
本部棟
1978年完成(設計=レーモンド設計事務所)。学長室をはじめ、総務部、財務部、人事部、学務部、 学生サービス部などの大学の行政・事務部門の各オフィスと会議室などがあります。
泰山荘
泰山荘はICU創立以前からあった建造物で、書院、待合、高風居(茶室と書斎「一畳敷」)などが現存しており、1999年に国登録有形文化財となりました。特に「一畳敷」は江戸時代から明治時代に活躍した探検家、松浦武四郎ゆかりの貴重な建物です。文化財保護のため立入には許可が必要です。
学生寮
キャンパス内には全部で10棟の学生寮があります。樅寮・楓寮の2棟の寮が新たに開寮(2017年4月)し、全学生の30%の学生がキャンパス内で共同生活を送るようになりました。
学外の施設
三鷹キャンパスの他に那須キャンパス(栃木県)、軽井沢三美荘、三木ハウス(長野県)があり、夏期は学生の課外活動などに利用されています(那須キャンパスは現在使用中止)。