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ネルソン・マンデラ記念講演を開催

2014年6月10日

5月26日(月)、本学にて、モハウ・ペコ駐日南アフリカ共和国大使によるネルソン・マンデラ記念講演「科学技術は開発と民主主義を促進できるか」が開催された。

モハウ・ペコ駐日南アフリカ共和国大使が本学で講演を行うのは3回目となる。今回の講演は西村幹子上級准教授(メジャー:教育学、開発研究、平和研究、ジェンダー・セクシュアリティ研究)の授業、「開発と教育」の中で行われ、学内外から多数の参加があった。

ペコ大使は、講演の中で「暗い」「子どもの飢え」などネガティブなイメージがあるアフリカだが、はるか昔から科学や技術革新が行われていることを、数学、建物、医学など様々な分野から説明された。さらに世界地図を使い、世界とアフリカを比較。地図上では、アフリカは教育の普及率が先進国に比べてとても低いが、マラリア、HIV、結核等の患者数は圧倒的に多いことを示し、「この様な現状は国が貧しいことをはじめ、様々な要因がある。克服するためにも、資源の輸出だけに頼るのではなく、自らが自国の資源を使って技術革新をしていきたい」と語った。