よくあるご質問と回答

よくあるご質問と回答

Q1~Q4 2016年6月20日更新
Q5~Q7 2016年9月21日更新
Q1 2017年5月19日更新

Q1. 「キャンパス・グランド・デザイン全体像(2030年頃のイメージ)」には、現在キャンパスには存在しない新しい施設も描かれていますが、どの施設がいつ建設されるのですか?

A1. 今回策定したキャンパス・グランド・デザインは、今後数十年間に起こる可能性のある施設の新規建設や建て替えを想定した上でキャンパス内のゾーニングを定め、ICUが将来にわたり、教育・研究・学生生活に支障なく、施設の新規建設や建て替えを実施できるよう考慮した長期計画です。よって、施設の新規建設や建て替え計画はあくまでも想定であり、一部を除き決定されたものではありません。

現在(2017年5月1日現在)、ICUが建設を決めているのは、学生寮2棟(定員計320名)、体育施設、学内住宅です。新しい学生寮は2017年4月に開寮しました。

そして2016年5月開催の学校法人国際基督教大学理事会・評議員会において、新体育館と新プールの建設方針を含む体育施設の建設と学内住宅の整備計画が承認されました。これを受けてICUは、具体的な建設計画の立案に着手しています。

Q2. 本館前の芝生広場、いわゆる「バカ山」は残りますか?

A2. 現在、ICU最大の教室棟である本館の前には、ゆるやかな斜面を持つ芝生広場が広がっており、学生はここを「バカ山」と呼んで親しみ、憩いの場としています。キャンパス・グランド・デザインでは、この「バカ山」と周囲の空間を残します。「キャンパスの記憶の継承」は、キャンパス・グランド・デザインのコンセプト実現に向けた6つのデザイン方針の一つに位置付けられています。

Q3. 新しい本館はいつ建設される予定ですか?

A3. 新本館の建て替え計画については、今後検討を進めます。建設計画は決まっておりません。

Q4. キャンパス・グランド・デザインは、ICUの広大なキャンパス(62万平方㍍)全体に関わる計画です。少人数教育のリベラルアーツカレッジであるICUの財政で、この計画を実行できるのですか?

A4. キャンパス・グランド・デザインは、今後数十年間に起こる可能性のある施設の新規建設や建て替えを想定した上でキャンパス内のゾーニングを定め、将来にわたり、教育・研究・学生生活に支障なく、施設の新規建設や建て替えが実施できるよう考慮した長期計画です。これを踏まえて描かれた「キャンパス・グランド・デザイン全体像」は、2030年頃のキャンパスの姿を、現時点で想像したイメージです。いつの時代もICUは、学生が存分にグローバル・リベラルアーツを学ぶのに必要な施設を効率的かつ計画的に整備します。その際に必要な費用は、ICUの財政負担を十分考慮して決定します。

Q5. キャンパス・グランド・デザインは、大学の理念をどう具現化するのでしょうか?

A5. キャンパス・グランド・デザインとは、2013年に献学60周年を迎えたICUが、次の60年を念頭に、21世紀のリベラルアーツを実践するにふさわしいキャンパスを整備するため、キャンパスの未来像と、それに向けた短・中期の移行ステップを具体的に示した基本計画です。 ICUが献学時に定めた3つの使命「I(国際性)」「C(キリスト教)」「U(学問)」の実現が、キャンパス・グランド・デザインの中では、次のように示されています。

「I(国際性)」
...... 世界中から集う学生や教員の文化が交錯する、学生寮や学内住宅の整備
「C (キリスト教)」
...... 構成員の人格的な交わりを促す礼拝堂への、アプローチの整備
「U (学問)」   
...... 対話を重視する、少人数教育実践のための教育施設(例えば体育施設)の整備

キャンパス・グランド・デザインは、献学の理念とキャンパスの記憶の継承を、コンセプトの一つとしています。さらに、ICUが謳う「環境宣言」を踏まえ、自然と調和した美しいキャンパス実現のための緑の活用と、適切な整理、武蔵野の森の豊かな自然の保持・維持と稀少動植物との共存を目指しています。

Q6. キャンパス・グランド・デザインの策定は、どのように決まったのでしょうか?

A6. 2012年、理事会は「キャンパスマスタープラン」を承認し、「将来計画を検討・決定する際の指針やよりどころとなるフレームワーク」が決まりました。これを踏まえ、学内で「本館(教室棟)」「体育施設」「新しい3寮(欅、銀杏、樫)に続く学生寮」「学内住宅」の今後のあり方に関する委員会が発足し、議論が始まりました。

その議論を踏まえ、上記施設の受け皿であるキャンパスについて、エリアごとの具体的な機能と統一感あるデザインを定める「キャンパス・グランド・デザイン」を策定すると決まり、2015年にキャンパス・グランド・デザインが完成しました。

なお、この中では、キャンパスの将来イメージを示すため、2030年ごろのイメージ図や工程表も作成されましたが、これは現時点での案であり、予定地については候補地を記載したもので、今後変更されることがあります。

建設が決まった学生寮、体育施設以外の、主な施設の整備計画等の現状は次の通りです。

学内住宅:2016年、整備計画が承認されました。
本館:建て替えを行うかどうかを含め、本館の建設計画は決定していません。
ディッフェンドルファー記念館東棟:建て替えを行うかどうかを含め、同館東棟の建設計画は決定していません。
芝生広場:ICU最大の教室棟である本館の前には、ゆるやかな斜面を持つ芝生広場が広がっており、学生はここを通称「バカ山」と呼んで親しみ、憩いの場としています。キャンパス・グランド・デザインでは、この芝生広場と周囲の空間を大切に残しています。

Q7. 「キャンパス・グランド・デザイン」設計の委託先は、どのように決まったのでしょうか?

A7. 公平かつ公正な設計会社選定のため、競争入札を行いました。キャンパス・グランド・デザイン策定方針を定めた後、理事会は、長年にわたる豊富な実績を持つ設計事務所の複数候補を6社に絞り込みました。その後各設計事務所からの提案を受け、公正かつ慎重な審査の結果、理事会において、日本設計および隈研吾建築都市設計事務所への委託が承認されました。

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<担当オフィス>
ICUキャンパス・グランド・デザイン事務局
Email: cgd-office@icu.ac.jp

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