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創立記念大学礼拝を執り行いました

公開日:2018年6月21日

6月13日(水)、本学礼拝堂にて創立記念大学礼拝が執り行われました。

この創立記念大学礼拝は、1949年6月15日、静岡県御殿場のYMCA東山荘に集まった日本と北米のキリスト教界の指導者たちによって開催された大学組織協議会で、「国際基督教大学」が正式に創立され、同日に理事会および評議員会が組織され、大学設立の基本方針、教育計画の原則が決定されたことを記念して毎年執り行われています。

北中晶子牧師の司式のもとに始まった礼拝では、参列者一同による讃美歌322番「神よ、おじかの」の合唱、そして「詩篇 第42篇1節」が朗読されました。

続いて、本学日比谷潤子学長が「水を求めて」と題したメッセージの中で、大自然に降り注いだ雨や雪が「おいしい水」へ生まれ変わるまでには、20年以上の歳月を要することに触れ、「全人的な発達と人格の陶冶を目的とするリベラルアーツ教育もまた、豊かな環境と長い時間があって、はじめて実を結ぶものです。多くの方々の無償の善意によって建てられたここICUのキャンパスには、類い稀な自然、文化遺産、本館、理学館、図書館、体育施設、博物館、劇場、学生寮、教員住宅、そして勿論この礼拝堂等があり、多様な背景を持つ学生と教職員がともに学び働いています。そして、献学以来、変わることのない日英両語のバイリンガリズムは、ICUが誇る特長です。本学は65年にわたる歴史の中で、社会貢献の意欲の高い卒業生を世界に送り出してきました。これらの方々は、ICUで育まれた「おいしい水」に他なりません。私たちの生活は、水なしには営めません。現在そして未来の学生のために、このキャンパスの自然・教育環境を守り、神と人とに奉仕する有為の人材、つまり、ICU産の「おいしい水」を養成し続けることこそ、私たちに課せられた責務です」と、述べました。