研究所・センター

ICUには6つの研究所・センターがあり、研究活動を行っています。またセミナーや講演会、シンポジウムを開催し、国内外の優れた研究者・知識人と接する機会を学生に提供しています。

教育研究所 IERS

1953年に設立された本学で最も歴史のある研究所です。教育に関する基礎的ならびに応用的研究を行い、その成果を社会に還元することを目的としています。研究・調査と合わせ、公開講演会、シンポジウムを企画、開催しています。紀要『教育研究』を刊行。

社会科学研究所 SSRI

1958年、前身である農村厚生研究所より改組、発足しました。社会科学の各分野を包括した研究所として、社会科学の学術的研究、学術交流と情報交換のための国際ネットワークの媒体となり、市民公開講座、共同研究などを通じて地域社会とのパートナーシップを促進することを主な目的としています。紀要『社会科学ジャーナル』および『モノグラフシリーズ』を刊行。

キリスト教と文化研究所 ICC

1963年の発足以来、扱ってきた研究領域は、研究方法論を含むキリスト教学関係諸分野、ならびに、キリスト教との関わりを視野においた西洋およびアジア文化論とその比較方法論の2つに大別されます。さらに、1995年より新たにキリスト教と科学思想の関係を研究領域に加えました。紀要『人文科学研究(キリスト教と文化)』を刊行。

アジア文化研究所 IACS

1971年に発足。日本を含むアジア社会の文化的特質とその歴史的展開を、世界的視野のもとに研究することを目的とします。内外から研究者を招き、アジア の文化(歴史・宗教・経済・政治など)に関するシンポジウムや公開講演会を開催しています。紀要『アジア文化研究』を刊行。

平和研究所 PRI

献学の理想に基づき、平和達成のための学術的研究を国際的、学際的に行うために1991年に設立されました。すでに1984年から学部科目として開講されていた「平和研究」に対する学生たちの関心の高さを受けて、研究所組織の発足となったものです。多様な視点を重視し、研究プロジェクトの企画遂行、講演会や研究会、国際会議などの開催、研究誌の発行などを行っています。また、1992年以来、学生たちを対象に平和研究に有意義な場所(国内外)での研修旅行を行っています。

ジェンダー研究センター CGS

2004年に発足。ジェンダー、性、セクシュアリティに関する研究を学際的かつグローバルな視点から行い、世界にネットワークを広げること、本学におけるジェンダー・セクシュアリティ教育プログラムの発展を支援することを目的としています。研究・調査活動と合わせて、講演会、セミナー等の企画、開催、 ニューズレターや研究誌の発行を行います。また、情報交換の場として、学生はもとより、教職員、国内外の研究者など、ジェンダー・セクシュアリティに関心をもつ人たちに広く開かれています。

ロータリー平和センター

国際ロータリーとの協力により、世界平和と紛争解決を推進するリーダーを育成することを目的として1999年、本学に「ロータリー平和センター」が設置され、2002年より継続して毎年約10名のロータリー平和フェローの受入を行っています。ロータリー平和フェローは、大学院博士前期課程に所属し、平和と紛争解決を中心とする国際問題研究に従事し修士の学位を取得します。
ロータリー平和センターはこのほかに世界5カ国、6大学院(米国のデューク大学/ノースキャロライナ大学チャペルヒル校、イギリスのブラッドフォード大学、オーストラリアのクイーンズランド大学、スウェーデンのウプサラ大学、タイのチュラロンコン大学)に設置されており、その中でICUはアジアで唯一、修士の学位を取得するためのプログラムを提供しています。

ジョナサン・エドワーズ・日本センター JECJ

イェール大学と国際基督教大学は、2013年に世界で8番目となる「グローバル・センター」を本学に設置することで合意契約を結びました。エドワーズ研究の本拠地となる「ジョナサン・エドワーズ・センター」はイェール大学にありますが、その世界的な拠点は、日本の他に、現在オーストラリア、ベルギー、ブラジル、ハンガリー、ドイツ、ポーランド、南アフリカに置かれています。本センターの目的は、国内とアジア諸国の各研究者・研究機関との連携を通して、ジョナサン・エドワーズ、初期アメリカ、その他関連分野の研究と教育の発展に貢献することにあります。