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特別講演会「緒方貞子先生が遺したもの」開催

公開日:2019年12月17日

12月10日(火)、1948年の第3回国連総会で採択された世界人権宣言を記念した「世界人権デー」にあわせ、一般教育科目「国際関係ディベート」の授業内で特別講演会「緒方貞子先生が遺したもの」が開催されました。

この講演会は、元・国際連合日本政府代表部特命全権大使で本学卒業生でもある吉川元偉特別招聘教授(メジャー:国際関係学)が企画したものです。緒方貞子氏が本学で教鞭を執られていた時、吉川教授は学生として緒方氏の授業を履修しており、それ以降、吉川教授の国連大使時代などでも仕事を共にするなど、師弟のような深い絆がありました。

吉川教授とともに当授業を開講している毛利勝彦教授(メジャー:国際関係学、政治学、グローバル研究)の司会で始まった講演会では、吉川教授のほか、ICU大学院時代に緒方氏の授業を履修していた元国連本部人事官・元化学兵器禁止機関人事部長の春具氏、読売新聞社調査研究本部主任研究員・元ジュネーブ特派員の大内佐紀氏、JICA平和構築・復興支援室長の坂根宏治氏の3人が、緒方氏の教員時代、国連難民高等弁務官時代、JICA理事長時代を知るゲストとして招かれ、それぞれの緒方氏を語りました。

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吉川教授(写真左上)、大内氏(右上)、春氏(左下)、坂根氏

4人のスピーチでは、緒方氏が国連難民高等弁務官就任間もない時に、それまで国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の支援対象ではなかった「国内避難民」を支援対象とした大きな決断、危険を顧みず紛争の現場に足を運び生の声を大切にした現場主義の姿、緒方氏などが提唱した「人間の安全保障」という概念、教員時代から国際社会で活躍する間に多くの緒方チルドレンを育成した教育者としての姿など、人の命を守ることを最優先に世界が直面する課題の解決に全力で取り組んだ緒方氏の多大な功績が思い出とともに語られました。

講演の後には、会場の学生から「緒方氏のモチベーション」、「教育者としての経歴が緒方氏の活躍にどのように繋がったのか」、「なぜ、緒方氏は困難な問題にも明確な解決策を提示できたのか」などの質問があがり、4人のスピーカーがそれぞれの立場から考えを答えました。

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講演会の最後には、本学日比谷潤子学長が挨拶に立ち、60歳を過ぎてから国際舞台で活躍された緒方氏の功績や緒方氏の行動に励まされた思い出などを語りました。

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