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ICU生が翻訳した絵本が発売されます

公開日:2020年8月21日

在学生の有志からなる翻訳プロジェクトが翻訳を行ったエシカル*の考えを学べる絵本『Are You Ready?: The Journey to the Veiled World(日本版:じゅんびはいいかい?名もなきこざるとエシカルな冒険)』(文:末吉里花、絵:中川学)が、山川出版社より8月24日(月)に発売されます。
*エシカル:人や地球環境、社会、地域におもいやりのある考え方や行動(一般社団法人エシカル協会Webサイトより)

この翻訳プロジェクトは、2018年秋から2019年の夏にかけてスウェーデン、フィンランド、イギリスへ交換留学をしていた、当時4年生であった大塚桃奈さん(メジャー:公共政策、環境研究マイナー)、松尾葉奈さん(メジャー:平和研究)、松丸里歩さん(メジャー:社会学)の3人(現在は全員学部卒業、松尾さんは修士課程在籍)が中心となり、立ち上げたプロジェクトです。

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写真左:末吉氏を招いた講演会
写真右:松尾さん、松丸さん、末吉氏、布柴達男本学教授、大塚さん(左から)

2019年の秋、3人は人と人とのつながりや、人と物、そして環境に関する自身の留学での学びを多くの人と共有するために「Connecting Dots, Collecting Distances」というプロジェクトを立ち上げ、環境問題、暮らし、消費について考えるさまざまなイベントを実施しました。そのイベントの一つとして、この絵本の著者である一般社団法人エシカル協会代表理事の末吉里花氏を招いた講演会を開催したことがきっかけで、「この絵本を日本国外でも広めたい」という末吉氏、出版社と話が進み、3人が中心となってICUの在学生を集めて、絵本の翻訳を行いました。

大塚さん、松尾さん、松丸さんは、学内用のWebサイトでメンバーを募集し、1年生から4年生まで総勢24人のチームが結成されました。そして、本学で翻訳の授業を開講している、カレン・ベヴァリー F.M.特任教授に協力を依頼し、翻訳において注意することを学ぶセミナーを実施してもらったほか、絵本で取り上げられるバナナ、カカオなどの生産については、その実態をNPOなどで活動されている方によるセミナーなどを通して学びながら、約8ヶ月かけて翻訳を行いました。

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写真左:末吉氏、本学卒業生などを招いてのエシカル勉強会
写真右:カレン特任教授による特別翻訳ワークショップ

大塚さん、松尾さん、松丸さんのコメント

私たちは、留学を通じて世界の環境問題・労働問題に対する様々なアプローチやムーブメントを学ぶ中で、いかに生産・消費・廃棄の流れが不透明であるか、改めて気づくようになりました。私たちに何ができるだろう。そう考えたときに出会ったのが、この絵本でした。

そして、「エシカル」こそがそれぞれの繋がりを可視化するヒントとなると考え、縁あってこの絵本の翻訳をすることになりました。

学年やメジャーの垣根を越えて「エシカル」に興味のある学生が集い、共に学びながら翻訳を終えられたことを嬉しく思います。こうして翻訳を実現できたのは、多様な人々が集うICUコミュニティだったからこそでしょう。

この本を手に取るすべての子どもたち、そしてその家族たちが、生活のなかで日々触れるものに対して思いを馳せ、社会を変えるアクションが広がっていくことを願っています。Go Ethical and Beyond!

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