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「ヒロシマ」を生きて―私の体験―三宅信雄氏講演会を開催しました

公開日:2019年6月12日

6月6日(木)、本学の社会科学研究所主催で三宅信雄氏が講演会を行いました。三宅氏は1929年に広島県広島市に生まれ、1945年8月6日、広島に投下された原子爆弾を爆心から約1.8キロを走行中の電車の中で被爆しました。1980年代後半から原爆の体験を語り始め、2012年以降は国際交流を目的に世界各地を巡る船旅、「ピースボート」に乗って世界を回って語っています。

今回の講演では、自身の生い立ちから原爆投下時の悲惨な光景をイラストとともに伝え、学生たちが真剣な様子で話しを聞いている姿が印象的でした。さらに、生き残った被爆者がどのような戦後を生きてきたのか、そして核開発の現状や、国連「核兵器禁止条約」採択とICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)について説明し、最後には原爆被爆者から見た福島原発事故について述べました。

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