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Japan Education Pathways Network(JEPN)会合を対面で開催
公開日:2023年5月17日

2023年4月18日、ICU国際会議室にて、ウクライナ避難学生を受け入れている日本の大学のネットワーク Japan Education Pathways Network(JEPN)第6回目の会合が初めて対面で開催されました。
このネットワークは、財団法人パスウェイズ・ジャパン(代表・折居徳正氏)が主催で行っているもので、この財団と日本国際基督教大学財団(Japan ICU Foundation、米国ニューヨーク)の協力のもとでウクライナ避難学生を受け入れた大学、受け入れを検討している大学などが参加しています。今回は、16大学が集まり、各大学の受け入れ状況、課題とグッドプラクティスを紹介しました。
冒頭、本学岩切正一郎学長は挨拶の中で、教育による人道支援を一つの大学が行うのではなく、さまざまな大学が行い、ネットワークをつくることの重要性を強調しました。
午前のセッションでは、ウクライナ学生の心のケアや日本人学生との交流のきっかけづくり、正規課程への入学希望の状況などが共有されました。
最後に、折居氏が難民・避難民の学生が安全と権利を保証するために2020年に結成された「教育パスウェイズのためのグローバルタスクフォース」が策定したMinimum Requirementを紹介しました。各大学が概ねこの方針に沿った活動をしていることについて、御礼を述べられました。グローバルタスクフォースには、アジアからは唯一パスウェイズ・ジャパンが加盟しています。 また、Japan ICU Foundationの高田氏が、グローバルタスクフォースの2023年12月会合の共同議長が日本であることや、教育パスウェイズ実践者であれば誰でも参加できる会合が5月17-18日に上智大学主催で議員会館で開催されることなどを紹介しました。
午後のセッションでは、「1. 学位プログラム移行のための入学・編入試験、単位互換について、2. 今後のファンディング確保について、3. 今回の経験を今後どのように生かしていけるか」をテーマにしたグループワークと情報交換が行われました。
各大学の課題を共有し、今後を見据える機会となりました。