NEWS

長野県天龍村と「サービス・ラーニング実習に関する協定書」を締結

公開日:2021年2月4日

オンライン調印式<br>天龍村・永嶺誠一村長(写真左上)、ICU西村幹子サービス・ラーニング・センター長(写真中央)、天龍村役場・後藤浩二地域振興課長(写真右)、ICUロバート・エスキルドセン学務副学長オンライン調印式
天龍村・永嶺誠一村長(写真左上)、ICU西村幹子サービス・ラーニング・センター長(写真中央)、天龍村役場・後藤浩二地域振興課長(写真右)、ICUロバート・エスキルドセン学務副学長

2月3日(水)、長野県天龍村とサービス・ラーニング・センターは、持続可能な地域社会の発展と人材の育成に寄与することを目的とした「サービス・ラーニング実習に関する協定書」を締結しました。この包括協定により、ICU生は「コミュニティ・サービス・ラーニング」という30日間の実習コースで、天龍村の課題とニーズに応える地域貢献活動に励むことが可能となります。

協定書締結に当たり、今回は新型コロナウィルス感染症拡大のため、オンラインでの調印式を実施しました。天龍村永嶺誠一村長からは「ICU生の力で村を盛り上げてもらいたい。プログラム終了後も「ふるさと」と感じてもらえるような場所になりたい」、本学学務副学長ロバート・エスキルドセン教授からは「毎年、天龍村の人々がICU生を温かく迎え入れていただき、大変ありがたく感じている」、サービス・ラーニング・センター長西村幹子教授からは「今年の夏はICU生が天龍村に赴き、オンラインで留学生と天龍村を繋げることに期待している」といったコメントがありました。初のオンライン調印式で、距離は離れていても互いに共通の目的を認識し合い、繋がることができました。

slnews2.jpg

天龍村と本学とのつながりは、2015年夏、一人の学生がコミュニティ・サービス・ラーニング・プログラムの一環として、天龍村に単身で一ヵ月間滞在したことから始まりました。その後天龍村役場とサービス・ラーニング・センターで協議を重ね、2016年より、Japan Summer Service-Learning(JSSL)プログラム(※)として、毎年夏にICU生と留学生が天龍村で実習を行うこととなりました。

このプログラムでは約一週間、天龍村に滞在し、農村体験や、全校児童数約20名の天龍小学校での子どもたちとの交流、戦争の歴史を刻む平岡ダム建設のレクチャー、600年続く伝統祭祀を守る坂部地区の方々との交流、さらには村の方々の自宅にホームステイを行い、地元の方々と交流を図ってきました。さらに2019年には、ミドルベリー大学の人類学者リンダ・ホワイト准教授の指導のもと、村の方々に対し、オーラル・ヒストリーの手法を用いた戦争の歴史に関するインタビューを行い、一冊の本を発行。参加学生からは、「都会とは全く異なる日本の文化・社会を体験することで、自身のライフスタイルや物事の見方を見直すことができた」、「戦時中、天龍村で中国やフィリピンから労働者が派遣された事実に衝撃を受けた。次世代に語り継いでいくことの重要性を感じた。」などの感想があり、学生たちにとって貴重な経験となりました。

天龍村で活動をした学生によるオーラル・ヒストリーと滞在体験記をご覧いただけます。

MemoriesOfTenryumura.jpg

slnews.jpg

2019年に実施したJSSLプログラムの様子

今後は、JSSLプログラムのみならず、30日間の実習コースで、より学生が天龍村に貢献できるような活動に取り組んでいく予定です。人口減少、移住、観光産業、村の人々の「自分史」の作成など、天龍村が抱えるさまざまな課題やニーズを発掘し、村の方々と共に課題意識を持って、サービス(奉仕)できることを期待しています。

※JSSLとは...米国:ミドルベリー大学とICUの協働プログラム。同大学やアジアのパートナー大学、ICUの学生約20名が集まり、約1ヶ月間、三鷹市内の農家・小中学校・高齢者施設での支援活動や地方で農村体験を共に行う。詳細はこちら

天龍村の調印式に関するページ

Page top