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本学のウィルソン, リチャード L.名誉教授が小山冨士夫記念賞褒賞を受賞

公開日:2021年10月26日

このたび、本学のウィルソン, リチャード L.名誉教授が、小山冨士夫記念賞褒賞を受賞しました。

小山冨士夫記念賞基金は、文化財としての古陶磁に関する美術史的、考古学的調査研究及びその保存に関する調査研究を奨励することにより、古陶磁の保存と活用および日本文化の向上発展に寄与することを目的に発足。

ウィルソン名誉教授は、長年に渡る乾山焼の成立を中心にした日本近世陶磁史の解明への顕著な成果を評価され、今回の受賞となりました。

 

ウィルソン名誉教授のコメント

Koyama Fujio was a legendary figure in the ceramics field, and it is a singular honor to have been awarded a prize that bears his name. ICU has been the perfect place to study Ogata Kenzan, since his distinctive infusion of poetry, painting and calligraphy into ceramics demands a liberal-arts perspective. I am grateful to everyone in the university community--faculty, staff and students alike--for helping along the way. In ways large and small, we do not work alone.

(小山冨士夫氏は陶芸界の伝説的人物であり、その名を冠した賞を受賞したことはこの上ない名誉です。陶芸に詩や絵画、書などを融合させた尾形乾山の特徴は、リベラルアーツの視点を必要とするものであり、ICUは尾形乾山を学ぶのに最も適した場所でした。そして、私たちは多かれ少なかれ一人で研究をしているわけではありません。これまでの道のりを支えてくれた大学関係者、教職員、学生の皆さんに心から感謝申し上げます。)