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本学学生がSDGs学生小論文アワードにて優秀賞および審査委員特別賞を受賞

公開日:2022年1月17日

本学教養学部3年の織田 薫さん(おだ かおる、メジャー:環境研究)が「第7回 SDGs学生小論文アワード」の優秀賞および審査委員特別賞を受賞しました。「SDGs学生小論文アワード」は住友理工株式会社が主催し、SDGs達成に向けた企業の取り組みについて大学生らの小論文を募集するものです。今回の募集テーマは「グリーンとデジタルを追い風に社会を変える企業とは」。SDGsが定めたゴールを達成するために企業が行うべき取り組みについて、学生ならではの視点で具体的な方法が提案されました。

織田さんの小論文は、「地元の農家とのコネクションを活かし、地域の農家のハブとしての探求や、農業という日本社会にインパクトが大きい領域について独自の視点で切り込んでいる点」、また「複数の視点でビジネスモデルを描き出そうとしてる点」が評価され、今回の受賞となりました。

なお、今年度は新型コロナウイルス感染防止のため対面での表彰式は行わず、受賞者と審査委員との意見交換の場が設けられました。

 

小論文の概要

タイトル:「地球にも人にもやさしい農業へ ~未来へつなぐカッコイイ農業~」
不確実性の高まる社会で、「グリーン」と「DX」は今後の社会の指針となります。農業×ITを軸に、農具会社による新たな農業を考えました。
「スマート農具」のシェアリングサービスは、農家がIT技術を用いた最先端の農具をレンタルできるサービスです。農家は必要な時だけ借りることができ、安価に生産性の向上を実現できます。さらにソーラーシェアリング代行や、フードロス対策等、様々な脱炭素に貢献するビジネスをITを軸に考えました。

 

受賞した織田さんのコメント

この度は第7回SDGs学生小論文アワードで賞をいただき、大変光栄に思っています。ICU入学後に環境問題に関心を持ち、授業や本などで学んできました。農業は温暖化の大きな原因の一つで、脱炭素化が課題です。一方で、スマート農業というIT技術を駆使した新たな農業も発展してきており、IT技術で農業の脱炭素化や、高齢化問題の解決も実現するビジネスを考えようと思い論文を書きました。論文執筆を通し、ICUでの学びと自分の経験や知識をつなげ、農業の脱炭素・DXについて学びを深めることができました。ICUで学んだ複数の視点で考える思考が論文に活きたと感じています。今回の受賞を励みに勉強を続け、SDGsの達成に貢献できるよう努力していきたいと思います。