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【訃報】名誉教授 原 一雄氏 逝去
公開日:2022年3月4日
本学名誉教授 原 一雄(はら かずお)氏(在職期間:1961年~1994年)は、2022年2月28日(月)にご逝去されました。享年92歳。ここに謹んで哀悼の意を表し、お知らせ申し上げます。なお、告別式は近親者のみで執り行われます。
原氏は1953年にカリフォルニア州サンノゼ州立大学の学士を、翌1954年には修士の学位を取得し、その後1960年にスタンフォード大学においてPh.D.の学位を取得されました。
本学においては、1961年に心理学担当の専任講師として着任し、1973年に教授に昇任。大学院教育学研究科教育心理学専修課程の教育も担当されました。この間、入学事務部長、教養学部副部長、一般教育主任、大学院教育学研究科長および専攻科長など要職を歴任されました。本学の一般教育プログラムや大学教育の自己点検・評価といった種々の先導的な試みや改革に多大な貢献をされました。
ご研究においても比較生理心理学の分野では日本のパイオニアのお一人で、数多くの著作を発表し、関係の学会の創設にも尽力されました。高等教育研究の領域でも、モーリス・E・トロイヤー教授と行った研究を基礎に諸研究を発展させました。
本学で教育研究の傍ら、文部省(当時)学術審議会専門委員、日本心理学会、動物心理学会、基礎心理学会、生理心理学会、一般教育学会の委員および理事、私立大学連盟研修企画委員会副委員長などを務められ、学外においても多大な貢献をされました。