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松阪市と包括連携協定を締結

公開日:2022年10月13日

2022年10月11日、国際基督教大学と三重県松阪市は、国際化や多文化共生、地域社会の活性化のための協働のまちづくりなど、多方面での連携を図るため、包括的な連携協力に関する協定を締結いたしました。

 三重県松阪市は北海道の名付け親として知られる松浦武四郎の生まれ故郷であり、武四郎が最晩年に建てた畳一枚の書斎「一畳敷」は、国際基督教大学のキャンパス内に現存しています。大学博物館湯浅八郎記念館では、その保存と活用を見据え、精緻な原寸模型を製作し館内で公開しています。令和4年4月に松阪市が松浦武四郎記念館をリニューアルオープンした際、本学の監修のもとに新たな原寸模型を製作、もうひとつの「一畳敷」が松阪の地に忠実に再現されました。その縁をきっかけに包括的な連携協力に関する協定を締結することになりました。

松阪市役所にて午前10時30分から行われた締結式では、本学からは岩切正一郎 学長、福江菜緒子 湯浅八郎記念館学芸員、松阪市からは竹上真人 市長、山路茂 副市長、永作友寛 副市長、中田雅喜 教育長が参加しました。

今後は、以下の項目について包括的な連携を深めていきます。

  1. 国際化及び多文化共生と、それに伴う人権に関すること。
  2. 教育・生涯学習に関すること。
  3. SDGsに則った環境の保全に関すること。
  4. 地域参加及び地域交流に関すること。
  5. 地域社会の活性化のための協働のまちづくりに関すること。
  6. 研究とその成果に関すること。特に、松浦武四郎記念館と湯浅八郎記念館との共同研究と活動に関すること。
  7. その他協定の目的を達成するために必要となる事項。

また、この締結を記念して、大学博物館の湯浅八郎記念館が主催するオンライン講演会「一畳敷と松浦武四郎」(講師:松浦武四郎記念館 館長 山本 命)が、11月5日(土)14時から開催されます。

国際基督教大学×三重県松阪市 包括連携協定締結記念オンライン講演会「一畳敷と松浦武四郎」