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ICU地域連携イベント 東京三鷹ロータリークラブ創立55周年記念パイプオルガンコンサート
公開日:2023年4月13日
2023年3月25日(土)、本学礼拝堂にて、東京三鷹ロータリークラブ創立55周年記念として、三鷹市立第四中学校、大成高等学校、本学学生による特別器楽アンサンブル、そして本学オルガニストの徳岡めぐみによる演奏会を共催しました。約300名の方々にご来場いただき、盛会となりました。

冒頭、東京三鷹ロータリークラブより、本学在籍のウクライナ学生支援とICUオルガン振興のためのご寄付の贈呈式が行われました。その後、J.S.バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」(演奏:徳岡めぐみ)でコンサートが始まりました。次に、三鷹市立第四中学校が同じくバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」をティンパニや木琴も入った20人の大編成で高らかに演奏、そして大成高等学校が佐藤賢太郎作曲の「前へ」をオルガン伴奏と美しく呼応しながら歌いあげました。前半の締めくくりは、本学の特別器楽アンサンブルによるモーツァルトの「教会ソナタ(KV 382)、(KV336)」で、弦楽器の音色が礼拝堂に溶け込みました。
後半はパイプオルガンのソロ演奏。「ああ、お母さん聞いて(J.C.H.リンクによるきらきら星変奏曲)」、"G線上のアリア"の名称で親しまれているバッハの「アリア ニ長調」、そしてL.ヴィエルヌの「ウェストミンスターの鐘」の演奏が続き、オルガンの魅力が伝わるひと時となりました。

今回のコンサートは、東京三鷹ロータリークラブの提案を基に、礼拝堂のリーガー社(オーストリア)製オルガンの音色を、主に地元の若い世代の方々にお届けしたいという思いからスタートしたものでしたが、結果として、中・高・大の生徒がプロのオルガニストとひとつのものを一緒に作りあげる貴重な機会となりました。
また、ウクライナ復興支援のためのチャリティー・コンサートとして、地域のみならず、世界とのつながりも意識しながらの開催となりました。