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本学大学院生が黒田フェローシップを受賞

公開日:2023年5月31日

本学アーツ・サイエンス研究科博士前期課程1年の古澤里菜さん(専攻:心理・教育学、専修分野:言語教育)が、2023年5月5日に黒田フェローシップを受賞しました。 このフェローシップは、世界的に著名な言語学者であった故・黒田成幸氏を記念してアメリカ言語学会が創設したもので、主に日本の学生がアメリカ言語学会の夏期講座(LSA Summer Institute)に参加するための諸費用として給付されます。

夏期講座への参加はアメリカやアジアの言語学研究者の登竜門と位置づけられます。本学でこのフェローシップを受賞した学生は古澤さんが初めてです。

古澤さんはICU教養学部で言語学メジャーを選択し、理論言語学を中心に学びを深め、「(ご存知のとおり)○○じゃないですか」という文の分析について卒業研究を行いました。ICU大学院でも引き続き言語学の研究を続けています。2023年7月に開催されるマサチューセッツ大学アマースト校での夏期講座では新たな知見や交流を通して、さらに修士論文のテーマについて考えを深められたらと期待を寄せています。

学生コメント:

世界中から来た言語学者や学生と交流し、新たな刺激を受け、視野を広げた上で博士前期課程の2年間を過ごしたいと思い、応募しました。

フェローシップの受賞は本当に光栄なことで、私自身驚いています。応募に際して伝えたいことを言語化するための支援をくださったLee先生や他の先生方、同期の皆さんのおかげで、受賞できたフェローシップだと思います。いただいた機会を最大限活かして、いろいろな挑戦をしたいと思っています。