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ICU, AIU, 同志社大学合同対話型パネル・ディスカッションを開催しました
公開日:2023年8月23日

8月18日(土)、名古屋にて国際教養大学(AIU)、国際基督教大―学(ICU)、同志社大学―「自由な学び」を共通の理念とする地域も規模もスタイルも異なる3大学による中高教員対象の対話型パネルディスカッションを開催しました。
中等教育では、従来の知識偏重型の学びから横断的な総合知を取り入れていくことが強く求められるようになり、大学は生徒の受け皿となるべく、これまでの教育からの質的転換を迫られています。初等教育から高等教育を通して、「生きる力」「確かな学力」を育成することを目標とする教育改革は、これまで以上に高大の教育接続を重要なものと位置付けています。
本プログラムは、「総合知」「世界通用性」「教育の質保証」をキーワードとして、3大学の未来を展望する教育と課題を中等教育に携わる教員と共有する場となることを目指して開催されました。
当日は公私立の高校教員や愛知県教育委員会から約50名が参加しました。3大学からは副学長や学部長が登壇し、本学の生駒夏美 教養学部長は「探究学習は調べ学習になりがち。何のために探求学習をするのか、教える側が目的を明確にして、生徒とも共有することが重要。また、大学では自分の考えを発言する機会が多い。高校までにそういった学び方を身に付けておくことは大事」と中等教育への期待を語りました。質疑応答は、予定時間を超えて、現場の課題についての質問が次々と寄せられ、プログラム終了時には3大学の事例を学校に持ち帰り参考にしたいという声が多く聞かれました。
冒頭には、大村秀章愛知県知事からの挨拶がありました。
