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Brooklyn Roasting CompanyのCEOが来訪、SSRI主催の講演会に登壇
公開日:2023年10月3日

9月29日(金)、NYに拠点のあるBrooklyn Roasting Company (BRC)社のCEO、Jim Munson氏が来訪し、講演を行いました。 BRCは、「本当に美味しいコーヒーは地球と人に優しく育まれたものだ」という信念を掲げ、環境保護にも目を向けた経営を行っています。この度来訪されたJim Munson氏はアメリカのリベラルアーツ・カレッジ出身でBRCの創業者でもあります。
本学岩切学長との懇談後、Munson氏ならびにBRC日本法人スタッフは、BRCのフェアトレード豆を採用している本学のカフェ・イリオン(トロイヤー記念アーツ・サイエンス館1F)を視察し、SDGs推進室の学生によるエコキャンパスツアーにも参加しました。

その後、Munson氏は、ICU社会科学研究所(SSRI)主催の講演会にて、ICU生を対象に、環境保護とコーヒー生産をテーマとした講演を行いました。コーヒー経営における社会問題や環境問題の課題を紹介し、Munson氏自身が旅して目撃したコーヒー生産者の生活の様子についてもお話がありました。世界中の人々に愛されているコーヒーの生産過程をより良くするためのさまざまな取り組みの例として、ゴミの排出を減らすために、再利用可能なパッケージ缶を採用し、焙煎施設内において再利用品を積極的に活用していること、国際フェアトレード基準に従って開発途上国の小規模生産者・労働者の持続可能な開発を目指していることなどが挙げられました。

参加者からは以下のようなコメントが挙げられ、関心の高さが伺えました。
「フェアトレード国際認証ラベルやその他の同様の仕組みを通じて、人々にコーヒー取引のプロセスを理解してもらうことが重要であり、必要であることがわかりました。」
「コーヒーは "アクセスしやすく、排他的であってはならない "というお話に興味を持ちました。私も、良質なコーヒーは誰にとっても親しみやすく、手の届きやすいものであるべきだと思います。」
「さまざまな根の深い課題がありながらも、コーヒー会社を持続的に経営している起業家の話を聞き刺激を受けました。」