NEWS
本学学生が日本学校改善学会で優秀研究発表賞を受賞
公開日:2024年3月8日

本学教養学部4年の藤多 慶知(ふじた よしとも、メジャー:教育学、マイナー:言語教育)さんが 3月1日(金)~2日(土)に愛媛大学で開催された 日本学校改善学会2024(愛媛大会)の一般研究発表の部にて優秀研究発表賞を受賞しました。
日本学校改善学会は、日本教育経営学会及び日本教育行政学会を母体とし、日本の学校における教育内容や教育制度の改善方法についての理論的研究や実践研究の推進を通して学びあうことを目的として設立された学会です。現在、日本全国の国立教職員大学院の指導教授や各地方教育の幹部候補者である現職大学院生を中心として運営されており、今後の教員養成改革において重要な役割を果たすことが期待されています。
今回、藤多さんの研究チームは、「学校及び家庭での健康教育がヘルスリテラシーへ与える影響―学校内・家庭内健康教育尺度の開発―」をテーマに研究を行い、その成果が認められました。
研究メンバー:
藤多 慶知(国際基督教大学)、高木 亮(美作大学)、神林 寿幸(明星大学)、清水 安夫(国際基督教大学)
研究の概要:
本研究では、感染症の予防行動を促進させるために必要なヘルスリテラシーの規定要因について検討した。先行研究では、ヘルスリテラシーによる感染対策の促進が期待されている。そこで、学校と家庭における健康教育の効果を定量的に検証するための測定指標を開発し、その影響力について分析を行った。その結果、学校及び家庭における健康教育とも有意にヘルスリテラシーの獲得に有効であることが示された。一方、学校よりも家庭での健康教育の方が、ヘルスリテラシー獲得には大きな影響力を持つ可能性が示唆された。標準化された学校での健康教育に比べて、子どもが置かれている家庭環境は多種多様であるため、学校から家庭に対する働きかけも必要である。
受賞のコメント:
本研究において調査へご参加くださった本学の学生や他大学の学生の皆様、ご指導いただいた清水先生、研究にご協力くださった高木先生、神林先生に心より御礼申し上げます。また、研究を行う中で応援してくださった方々に感謝いたします。
この度の研究発表をさせていただき、経験を振り返る中で、今回の研究に多くの方々が関わってくださったことを実感いたしました。
今後ともご協力いただく方々、応援してくださる方々に感謝し、研究に精励する所存です。この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
