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本学学生が第24回理工系学生科学技術論文コンクールで特別賞を受賞

公開日:2024年3月25日

本学教養学部3年の女屋 あづき(おなやあづき、メジャー:情報科学)さんが第24回理工系学生科学技術論文コンクールで特別賞を受賞しました。贈賞式は3月22日に行われました。

理工系学生科学技術論文コンクールは、日刊工業新聞社とモノづくり日本会議が理工系大学生・大学院生(修士課程)と高等専門学校生を対象に科学技術への思いや日常感じていることを発信する機会として開催しています。コンクールのテーマは「科学技術と日本の将来」ですが、副題は応募者が選ぶことができます。

女屋さんは今回「発達障害者の社会参加促進のための聴覚特性シミュレータによる特性の可視化」を副題として選びました。

論文概要

発達障害者の社会参加が難しい理由は、発達障害が脳機能の障害であるため、その特性が他者から認識しにくいからといえます。そこで、会話内容への理解の困難さや、弱い聴覚刺激でも恐怖を感じることといった、発達障害者の聴覚特性を実際に体験できるシミュレータの開発を提案します。先行研究である視覚体験シミュレータを組み合わせることで、発達障害特性への理解がさらに深められ、発達障害者の社会参加促進が期待されます。

受賞者コメント

まずは、着任前にもかかわらずご指導いただいた田中宏季先生、アドバイスを下さった石橋圭介先生や鏑木崇史先生、ライティングサポートデスクの皆様、日々支えてくださる学修・教育センターの皆様、家族や友人に感謝を申し上げます。論文の執筆経験がなかった私にとって、今回のコンクールは自分の考えを表現する貴重な機会となりました。この経験やICUでの学びを生かし、今後も研究に尽力してまいります。

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