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本学学生が日本政府代表団のユース代表として第68回国連女性の地位委員会に出席

公開日:2024年3月26日

本学教養学部4年の鈴木りゆか(すずきりゆか、メジャー:ジェンダー・セクシュアリティ研究、マイナー:政治学)さんが、日本政府代表団のユース代表として、3⽉11⽇(月)〜22⽇(金)にニューヨークの国連本部で開催された第68回国連女性の地位委員会(CSW68)に参加しました。

CSW68は「ジェンダーの視点からの貧困撲滅、機構強化、資金動員によるジェンダー平等達成と女性・女児のエンパワーメントの加速」を優先テーマに開催され、会期中は一般討論、閣僚級円卓会合、インタラクティブ・ダイアローグなどが行われます。
鈴木さんはCSW68の公式会合にてスピーチするなど、日本政府代表団のユース代表として活躍しました。

鈴木さんのスピーチは UN Web TV でご覧いただけます。(鈴木さんの登壇は1:58:30から)
https://webtv.un.org/en/asset/k1j/k1jahbwjnk

学生のコメント:
政治分野における代表性、インターセクショナリティ、アファーマティブ・アクション、人事制度に焦点を当てた研究をしております。大学時代は、生理用品にかかる草の根のアドボカシー運動や、ジェンダー・クオータ制導入に向けた署名運動を展開してきました。加えて現在は、地方議員に立候補する20-30代の女性(トランス女性を含む)やノンバイナリー、Xジェンダー等の方を増やし、横に繋ぎ、一緒に支援する「FIFTYS PROJECT」にて、ゼミ運営業務に携わっています。

CSW68では日本政府代表団のユース代表として、大学での学びやアクティヴィズムを通して抱いた社会構造への不満を3分間のステートメントに落とし込み、他の国や地域を代表する政策決定者や活動家に向けて思いの丈を訴えました。今年のCSWの優先テーマに基づき、周縁化される人びとの存在が意思決定のプロセスに必要であること、そして社会的マイノリティの方々がリーダーの役割を担える環境を構築するための予算の確保が不可欠であることを主張しました。

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