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本学のワンダーフォーゲル部が創部60周年記念のデナリ遠征登山へ

公開日:2024年9月9日

デナリのハイキャンプにて(標高5,242m)

創部60周年を迎えたICUワンダーフォーゲル部が、5月8日より20日間の日程でデナリに記念遠征登山を行いました。

デナリは、アメリカ合衆国アラスカ州アラスカ山脈の最高峰で、標高は6,190.4 m。メンバーの高山病が悪化したため、山頂手前で引き返しましたが、ICUワンダーフォーゲル部の遠征部隊は3週間かけてデナリに挑戦しました。

今回の遠征には、カヴァリー大地さん(教養学部4年、メジャー:人類学、マイナー:文学)、折井友太さん(教養学部2021年卒業、メジャー:化学)、中野壮一郎さん(教養学部2019年卒業、メジャー:歴史)、遠藤ひとみさん(教養学部2022年卒業、メジャー:宗教・哲学、マイナー:アジア研究)が参加しました。

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参加したカヴァリー大地さんのコメント:
3週間かけて4人の遠征メンバーの私たちは氷河の上、雪の上、岩の上をひたすら歩いた。氷河の割れ目や崖から落ちないように一本のロープに4人とも身を繋げてゆっくり山を登った。標高が高なるにつれ体が思うように動かなくなったり呼吸がしづらくなったりした。でも下に広がるアラスカの山並みは常に信じられないような美しい光景だった。
最終下山日が迫り登頂するラストチャンスの日が来た。ロープを繋げてかちんこちんに凍った急斜面を横切って行く。5-6時間かけてやっと山頂までの道の1/3くらい行ったか。思うように進まないのでみんなで話し合った結果下山する事にした。登頂はできなかったが、一生に一度の冒険ができたのは確かである。日本や海外にいるICUワンダーフォーゲル部のOB/OGの先輩方のおかげだ。
今後もこのような冒険をたくさんのICU生が経験できるように学校と先輩方に見守られながらワンダーフォーゲル部の活動が続くことが私の希望である。

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