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本学大学院生がアフリカ教育学会 最優秀研究発表賞を受賞

公開日:2024年10月16日

2024年10月14日、広島大学で開催されたアフリカ教育学会において、本学博士後期課程の学生である近江加奈子さんが最優秀研究発表賞を受賞し、アフリカ教育学会(JSAER)の小川啓一会長より授与されました。

近江加奈子さんは、当学会において、"Youth Agency towards Social Change: The Case of Return Migrant Entrepreneurs in South Africa"と題した発表を行い、南アフリカの黒人の若者がアパルトヘイトから解放された自由な世代と言われながら、高い失業率に苦しむ中で、自ら出身地域に戻り起業する背景にあるアイデンティティ形成のダイナミズムをライフヒストリーによって明らかにしました。南アフリカ共和国におけるフィールドワークを踏まえ、独自の視点から重要なテーマを捉えた事例研究が評価されました。

受賞者コメント
この度はアフリカ教育学会より最優秀研究発表賞を賜り、大変光栄に感じております。現在博士論文の最終化に取り組んでおりますが、そのような時期にこうして評価をいただけたことは大変嬉しく、また、身の引き締まる思いです。指導教員である西村先生には、長年にわたり多大なご助言とご支援を賜り、心から感謝を申し上げます。また、ゼミでいつも鋭い質問やコメントをくれたゼミの研究仲間にも大変感謝しています。私の研究が、アフリカにおける若者のエージェンシーについての理解を深め、地域コミュニティ開発に新たな視点を提供する一助となることを願っています。

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