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ICU地域連携イベント【にしみたか学園三鷹市立第二小学校がICUを訪問】
公開日:2024年12月13日

2024年11月8日、三鷹市立第二小学校の児童(6年生) 129名及び引率の教諭4名をキャンパスに受け入れました。本イベントは児童のキャリア教育の一環という位置づけで企画が始まり、ICUの学生団体「Manabi-ai」やオープンキャンパスで活躍する学生スタッフの協力を得て実現しました。
イベントは2部構成になっており、第1部は児童の関心に応じて、「ICUでの学び(本館・図書館・トロイヤー館)」「ICUでの暮らし(寮・新体育館・大学食堂・学生会館)」というテーマ毎の見学コースを用意し8グループに分かれ、学生スタッフのガイドでキャンパスツアーを行いました。そして第2部では、小林洋子先生(英語教育プログラム)及び学生スタッフ4名によるトークライブと参加児童との質疑応答セッションをディッフェンドルファー記念館東棟オーディトリアム(学生会館)にて実施しました。
キャンパスツアーでは学生スタッフが児童に優しく語りかけながらキャンパスを巡る様子が見られ、トークライブでは児童たちから事前に寄せられた質問に対して、「大学生の一日」「ICUで学んでいること」「将来の夢」といった切り口で、学生スタッフから語られる"大学生"像と"ICU生"像に、児童が一生懸命に耳を傾ける様子が印象的でした。

最後の質疑応答セッションでは、トークライブでは聞ききれなかった「ICUでの経験で一番大変だったこと」といった大学生活に深く切り込むような質問から、ICUでの部・サークル活動やそこでの学生同士の関係性についての質問が寄せられ、児童の大学生活に対する興味・関心の高さが窺われました。
参加した児童の感想(抜粋)
- 好きな科目を選べるところが心に残りました。小中高校では、授業が決まっているけれど、自分の好きな科目を選べるところが自由でいいなと思いました。
- いろいろな考えをもてるということが心に残りました。物事をより多角的に見ることができると思ったからです。
- 大学は自分で自由に決められる良さがある一方で、その裏には責任が伴うことがわかりました。
- 大学に入るには夢が決まっていないといけないと思っていたが、そんなことはなく、大学に入ってから夢を探してもいいということがわかりました。
- 大学見学を通して、大学は勉強ばかりしかないと思っていたけれど、勉強以外にも大切なことがたくさんあることに気が付きました。
- 戦後に創立ということもあり、人それぞれの考えや個性を受け入れてくれるのだなと思いました。
トークライブに参加した学生スタッフ・教員の感想
- ICUの魅力をわかりやすく伝えようと考えるうちに、自分自身の大学生活を改めて振り返ることもでき、その豊かさと充足に気付かされました。
- 中学、高校を飛ばした大学の未知の世界に対して、好奇心を持って、子どもたちがトークライブに参加してくれました。そのことが嬉しかったです。純粋な疑問から深いことまで、幅広い領域の内容で話を交わすことができました。
- 頂いた質問への答え方を考えるうちに、大学で何を学びたいのか、夢はあるのか、など私自身もたくさん考えさせられました。今、大学生の私だからこそ伝えられることが、小学生に伝わっていたら嬉しいです。
- 小学生の純粋な疑問に正面から向き合うことで自分の中での大学に対する意識の変化が生まれたように感じました。
- 子どもたちとやり取りをしながら進めたいと学生たちが提案してくれました。6年生児童も 積極的に話し合ったり挙手をしてくれたので、ICUらしく「対話」しながらのトークライブ ができたと思います。「大学」という場所を知り、心に残るものがあれば嬉しいです。(教員)
今後も引き続きキャンパス近隣の小・中学校等との地域連携イベントを実施して参ります。