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国際金融公社(IFC)幹部による講演会「新興国経済における民間投資」を開催
公開日:2024年12月16日

12月10日、世界銀行グループ国際金融公社(I F C)のスーザン・ランド副総裁やパク・チュンヤン氏(シニア・マネージャー)を招いての社会科学研究所と大学院共催の公開講演会「新興国経済における民間投資」が東ヶ崎潔記念ダイアログハウス国際会議室で開催されました。この講演会ではIFCとその開発金融における民間投資の役割が議論されました。司会はヘザー・モンゴメリ教授(経済学)が務め、会場には学生や教職員・約30名が参加しました。
岩切正一郎学長による歓迎挨拶の後、ランド副総裁はIFCの主要業務を紹介し、民間部門開発を通じた新興国経済におけるその中心的役割について解説されました。パク氏は新興国内の資本市場の深化の重要性について説明し、それが民間投資の拡大、生産性の高い企業への資金提供、金融制約にあったビジネスの成長を促すことを強調しました。
学生たちはIFCや国際開発における金融の役割について学び、質疑応答では「公的資金と民間資金の関係」や「途上国における貧困削減と気候適応のための資金調達」などについて、活発な意見交換がされました。