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「メサイア・コンサート」を開催しました~学生によるメサイア演奏会復活プロジェクト~
公開日:2025年3月26日

2025年3月19日、大学礼拝堂にて「メサイア・コンサート」を開催しました。当日は午前中に雪が降る寒空の中にもかかわらず、礼拝堂には300人を超える聴衆が集い、地域の方々や卒業生、教職員らが学生と古楽のエキスパートによる演奏を楽しみました。
ICUでは過去に、クリスマスの燭火礼拝においてメサイアの一部を合唱するという伝統がありましたが、新型コロナウイルスの影響等も重なり演奏されなくなってしまいました。今回の「メサイア・コンサート」は、コロナ禍で多くの制約を受けながら大学生活を送り、この春卒業を迎える4年生が中心となり、「メサイア」を再び学生たちの手で復活させるプロジェクトとして開催されたものです。開催費用調達のために実施されたクラウドアファンディングでは、短期間で目標金額を上回る寄付金が寄せられ、卒業生を中心に多くの人々の期待を背負っての開催となりました。
コンサートでは、ICUの学生たちとプロのオーケストラ、さらにチャペルのパイプオルガンが共演し、全54曲からなる壮大な「メサイア」を全曲演奏しました。学生たちは、合唱やオーケストラのパートを担当し、そのレベルの高さに多くの来場者が驚き、感動の声が寄せられました。アンコールでは、指揮者・佐藤望教授の提案により、来場者全員で「ハレルヤ」の合唱を行い、会場は一体感に包まれました。参加者はその迫力と美しいハーモニーを楽しみ、満足そうな様子で会場を後にしていました。
来場者からは、「全てが素晴らしすぎて、感動のあまり涙が出ました」、「ハーモニーの美しさに感動し、心から世界平和を祈る気持ちになりました」など、多くの称賛の声が寄せられました。また、卒業生からは、「学生時代の思い出が蘇り、胸がいっぱいになりました」といった感動のコメントも寄せられました。
今回の「メサイア・コンサート」では、多くの方々とともにICUならではの「メサイア」を創り上げ、分かち合うことができました。ご来場くださった皆さま、ご支援くださったすべての方々に改めて感謝申し上げます。

アンコールの「ハレルヤ」合唱では参加者全員が立ち上がって歌いました