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蔵書検索システム(OPAC)経由により本学の卒業論文及び修士論文関連情報の一部が学外から閲覧できる状態になっていたことについて
公開日:2025年7月2日
国際基督教大学 図書館
このたび、本来は本学関係者のみが閲覧可能な卒業論文及び修士論文に関する一部データ(論文タイトル、著者名(和英)、学生ID、卒業年月、メジャー・学科、アドヴァイザー名)が、多摩アカデミックコンソーシアム(TAC)加盟校が利用できる蔵書検索システム(OPAC)のWebページ(TACOPAC※)上から検索により表示される状態であったことが判明しました。既に設定を変更し、表示されない状態にしております。
学生・卒業生そして関係者の皆様に大変なご迷惑とご心配をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。
※多摩地区にある6大学で構成される大学協力機構での図書館の相互利用システム
1. 経緯等
2025年4月30日に多摩アカデミックコンソーシアムに加盟する大学の図書館より、国際基督教大学の卒業論文及び修士論文に関する一部データについてTACOPACから検索が可能となっている旨の連絡を受けました。これを受けて、4月30日に図書館システムの委託業者に本件の調査を依頼したところ、TACOPACの設定の誤りが判明したため、同日、当該設定の修正・変更を実施しました。
2025年6月9日、新たに、上記一部データについて、URLの直接入力により閲覧できることが発覚したため、同日、完全に閲覧できないようにするため、当該データを削除しました。
2. 閲覧可能となっていた個人情報
1.個人情報の項目
学生氏名、学生ID、卒業論文及び修士論文のタイトル、卒業年月、メジャー・学科、アドヴァイザー名
※論文自体は閲覧可能とはなっておりませんでした
2.対象期間等
2003年3月~2020年3月の期間に国際基督教大学教養学部に提出された卒業論文及び大学院に提出された修士論文のうち、学内公開として掲載許可を得たデータ
3.二次被害について
現在までに、具体的な情報漏えい、外部から情報が盗み取られた形跡や、当該個人情報が悪用されるといった事実は確認されておりません。
4.対応状況
2025年4月30日にTACOPACの設定を変更し、同年6月9日に当該データを完全に削除することにより、一切検索できないように処理しております。また、内閣府の個人情報保護委員会および文部科学省にも報告しております。
5.原因と再発防止策
委託業者と調査を行った結果、システム更新時の本学図書館による設定ミスと判明しました。
今後、再びこのような事態が生じることがないよう、委託業者との緊密な連携を図り、システム導入・変更・更新時には必ず大学の意図通りのアクセス制御が行われているかの確認を行った上での検収とします。また、学内向けデータの取り込みの際には適切なアクセス制御設定がされていることの定期的な確認作業を行います。
改めて、このような事態が発生し、関係者の皆さまにご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。本件について、現時点で当該個人情報が悪用されるといった事実は確認されておりませんが、ご不明な点がございましたら下記お問合せ先までご連絡くださいますようお願いいたします。
本件に関するお問合せ先
国際基督教大学 図書館問い合せ窓口
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