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【訃報】名誉教授 伊東 辰彦氏が逝去されました

公開日:2025年9月29日

本学名誉教授 伊東 辰彦(いとう たつひこ)氏(在職期間:1992~2019年)は、2025年9月27日(土) にご逝去されました。享年72歳。ここに謹んで哀悼の意を表し、お知らせ申し上げます。なお、ご葬儀は9月30日(火)午前10時より大学礼拝堂にて執り行われる予定です(お花料(香典)辞退)。

伊東辰彦氏は、1992年に助教授として本学に着任し、1998年に準教授、2003年に教授となり、教養学部長、人文科学科長、ディッフェンドルファー記念館長、宗教音楽センター所長などを歴任され、26年間にわたり教育・研究・大学運営に尽力されました。

専門は音楽学で、ハイドン、音楽教育、礼拝音楽など幅広く研究を行い、2002年刊行の『天才音楽家たちの友情記念帳』は日本の音楽学に新たな視座を開く重要な業績として評価されています。教育面では、学部・大学院を通じて多くの学生を導き、卒業論文から博士論文まで幅広い研究を支えられました。その薫陶を受けた卒業生は研究や音楽業界などで活躍しています。学内では宗教音楽センター所長としてオルガン教育や公開演奏会を推進され、また2013年から2017年には教養学部長を務め、総合教養(ATLAS)の導入など大学入学者選抜をはじめ様々な改革を牽引されました。さらに、RILM日本支部長、International Association of Music Libraries日本支部長、キリスト教礼拝音楽学会会長を歴任し、国際的な音楽学界にも大きく貢献されました。ここに深い敬意と感謝を表します。