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国際基督教大学・三鷹市スポーツと文化財団共催事業 親子野外キャンプ教室を実施
公開日:2025年12月18日

11月29日に国際基督教大学・三鷹市スポーツと文化財団共催事業 親子野外キャンプ教室を実施しました。本イベントは小学生低学年を主な対象とした親子参加型の野外キャンプ体験教室で、当日は、子どもたちとその保護者 合計39名がプログラムに参加しました。
本イベントは環境省が主導する「自然共生サイト」にも認定されたICUの自然豊かなキャンパスを活用して、環境保全の大切さや自然との向き合い方を伝えたいというコンセプトで、三鷹市スポーツと文化財団と共催で実施しております。
キャンプ教室のプログラムは、本学保健体育プログラムの東山昌央先生主導のもと、学生スタッフの協力を得て、以下の内容で企画されました。
- プログラム概要
- 13:00 プログラム開始、アイスブレイク
- プログラム① 火起こしチャレンジ、蒸しパンづくり
- プログラム② ネイチャークラフト(焼き板、ウッドキーホルダーなど)
- 16:30 プログラム終了
アイスブレイクの様子
いろんな学区の親子が集まるため、最初は緊張気味ですが、レクレーションを通して、交流し、学区隔たりなく仲良くなれるのも本イベントの醍醐味です。
講師より火おこし講座
〈講師からのメッセージ〉
焚火は人の心と体を温め、人同士の距離を近づけてくれる活動です。
ぜひ、これからもご家族でチャレンジしてみてください(一家に一台、焚火台!)。
その時には、以下のポイントを忘れずに。
〈薪の組み方のポイント〉
キーワードを覚えていますか?
・ゴボウ、ニンジン、大根
・仲間(組み合わせる)、目標(高さを出す)、応援(下からそっと空気を送る)
〈自然環境への配慮を〉
今燃やしている薪は、時間内に灰にできる量でしょうか?
燃えさしが自然に還るまで、数億年かかります。環境や資源へのインパクトは最小に(ミニマムインパクト)。
〈安全の配慮について〉
「キンドリングクラッカー」という薪割り器を使用しております。
お子様が安全に使えるかつ、小さな力で木を割ることができます。
各ご家庭で火起こしでの様子
各家庭専用の火起こしエリアを用意して、火おこしを行ってもらいました。慣れてくるとどんどんお子様で火の加減を調整している光景も広がっていました。
蒸しパン作りの様子
蒸しパンのもとに、チョコレートやドライフルーツ、隠し味フレーバーなどを混ぜて、お湯で蒸すことでおいしい蒸しパンが出来上がります。
リース、ウッドキーホルダーづくりの様子
ICUの森で取れた松ぼっくりやどんぐり、木の実などを使ってリースやウッドキーホルダーづくり。都心でも屈指の自然の豊かさが特徴のICUの森を活かして、【自然が循環する】大切さをお子様たちに教えるというのもこの講座の特徴です。
【なんでも手に入る都心だからこそ、身近な素材から生まれる創造が心を豊かにする。】
そんなことが今回の講座で、受講されたみなさまに伝わっていれば主催者一同、うれしい限りです。
受講者のアンケート結果では、「同じコンセプトの講座が開催されたら再度参加したいか?」に対し、なんと100%「また参加したい」と回答が得られ、参加された皆様から大変好評をいただきました。
今後も生涯学習講座ではキャンパスの自然豊かな環境を活かしたプログラムの実施を通じて、近隣コミュニティとの交流を深めて参ります。