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本学の学生が第5回計算社会科学会大会(CSSJ2026)で 優秀賞受賞
公開日:2026年5月1日

3月2日〜4日に、静岡県浜松市の「クリエート浜松」で開催された第5回計算社会科学会大会(CSSJ2026)にて細川 春人(2026年3月教養学部卒業、当時4年、メジャー:情報科学、マイナー:経営学)さんが優秀賞を受賞しました。
本大会は、ビッグデータや情報技術を活用して人間行動や社会現象を定量的に分析する「計算社会科学」の発展と普及を目的とし、社会心理学から経済学、情報科学まで幅広い分野の研究者が集い、分野横断的な議論が行われる研究交流の場です。
細川さんは、3日間のうち、1日目と3日目は他の研究発表の聴講、2日目に自身の発表を実施しました。発表ではまず1分間のフラッシュトークを行い、その後100分間のポスターセッションに臨みました。発表は「日本の吹奏楽オリジナル曲の定量的分析:ジャンル定義と音楽的位置づけへのアプローチ」というタイトルで、卒業論文に基づくものです。吹奏楽コンクール課題曲を対象に、音響的特徴(リズム・ダイナミクス・和音進行)を数値化し、クラシックやポップスとの比較を通じて、吹奏楽オリジナル曲の音響的特徴や音楽的位置づけを定量的に明らかにすることを試みました。本大会では119件のポスター発表中7件の発表が大会優秀賞を受賞しました。
細川 春人さんからのコメント
学会で発表するのは今回が初めてであり、学部生の身で大会優秀賞をいただけたことに驚くとともに、大変光栄に思っております。
私自身、長年吹奏楽に携わっており、ICUでも吹奏楽部(ICU Brass)に所属して活動してきました。その中で「吹奏楽はどのような音楽ジャンルなのだろうか」と疑問に思うようになり、研究を進めるに至りました。素朴な好奇心が本研究のきっかけであり、当初はこのような評価をいただけるとは想像しておりませんでした。
本研究の遂行にあたり、常に親身にご指導くださった石橋圭介教授をはじめ、議論を重ね刺激を与え合った研究室および情報科学メジャーの友人、日々支えてくれた家族や部活の仲間など、多くの方々に支えられてきました。この受賞は皆様のおかげであり、この場を借りて心より御礼申し上げます。
本大会では興味深い学際的な研究発表に触れ、自身の研究に対しても示唆に富む様々なコメントをいただき、大変多くの学びを得ました。さらに音楽情報処理の研究を深めるべく、現在は電気通信大学大学院 中鹿亘先生の元で修士学生として研究を進めております。今回の経験を糧に、今後も研究に一層励んでまいりたいと思います。