研究プロジェクト
学習資料「一家に1枚 量子と量子技術」を共同監修
公開日:2025年03月26日
山崎歴舟准教授(担当:物理学メジャー)は,2025年3月25日に公表された文部科学省制作の学習資料「一家に1枚 量子と量子技術~量子コンピュータまでの100年!~」の監修チームとして,共同監修しました.第66回科学技術週間にあわせて制作されたこの資料には,量子の性質や研究の歴史と昨今開発されている量子コンピュータ,量子通信,量子センサなどの量子技術が紹介されています.今後は全国の小中高・大学・博物館等に配布される予定です.同時に作成された特設サイトには,理解を深めるための動画や異なるトピックの詳細記事なども掲載されています.
山崎歴舟准教授は量子エレクトロニクスや量子情報が専門で,内閣府のムーンショットプログラムにも,量子インターネットの構築に必要な,量子メカニカルメモリの開発担当者として参加しています.また,『眠れなくなるほど面白い 図解 量子の話』(日本文芸社,2024)を共同執筆するなど,若者に量子の世界を伝える取り組みも行っています.
教員コメント

量子力学誕生100周年を記念して,量子の「一家に1枚」ポスターが出ました.私たちの生活をさまざまな形で変えてきた量子ですが,多くの人にとってあまり馴染みが無く難解な学問だと思われています.その量子が今とても注目されています.量子コンピュータ,量子センサ,量子通信と言った新しい量子テクノロジーが今世界を変えようとしています.
量子の世界はふしぎだらけ.それらは私たちの常識を覆し,「世界がどのようにできているのか?」という問いに新たな視点を与えます.「勉強しよう!」と見るのではなく,子供心で覗いてもらえると良いかと思います.ぜひこれを機会に量子の世界を楽しんでみてください.