リベラルアーツにおける
数理・データサイエンス・AI教育プログラム

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数理・データリテラシーの能力を涵養


2023年4月、文理融合・リベラルアーツの強みを活かし、学生の数理・データリテラシーの能力を涵養することを目的として、「リベラルアーツにおける数理・データサイエンス・AI教育プログラム」を設置しました。

このプログラムは、特定の専修分野(メジャー)の科目としてではなく一般教育科目で構成されています。一般教育科目はそれぞれの学問の核心に触れながら、リベラルアーツの真髄を体験できる科目群です。この枠組みの中で、リベラルアーツならではの視点で21世紀の社会に必須であるデータリテラシーを培い、「数理・データサイエンス・AI教育」について考える機会を学生に提供していきます。プログラムを通し、他の一般教育の理系科目、各メジャーの基礎科目や専門科目、卒業研究、さらには卒業後においても応用できる、定量的な分析に向けた素養を学生が体得することを目標とします。

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プログラム対象科目

 
コース名 開講言語 コース概要
GEN026 N2:データサイエンスの考え方 日本語

データサイエンスの考え方や、社会科学分野への応用、リスクや倫理的側面など、データサイエンス分野でカバーされている学際的な分野を扱う。
シラバス

GES039 S2:統計情報リテラシー 日本語
英語

社会科学を勉強する上で必要なデータ分析の基礎的技術の修得。統計学の初歩,サンプリング法,データ処理法の講義。適宜、コンピューターを使用する。
日本語シラバス
英語シラバス

GEN063 N2:理解のためのマルチメディア 日本語

このコースでは,あらかじめ,「何か」を理解するためのプロジェクトを設定する。学生はそのためにグループまたは個別に目的を定め,デジタル機器その他を利用して情報を収集するとともにマルチメディアを利用して編集した情報を公表する。関連する機器・ソフトウエアの操作実習を含む。
シラバス

GEN028 N2: 社会における統計分析 日本語

私たちは責任ある地球市民として、複雑化した現代社会で日々出会う多種多様な問題にどのように対応していくのか。現代社会の問題を、データを通して表示し、分析して理解する。データの扱い方の基本、統計的考えを学び、現実のデータや事例を実際に扱う。
シラバス

プログラムの学修成果(学生が身に付けられる能力等)

現象を数量的にとらえる、データサイエンス・数理統計・AI技術に関する基礎的な知識やスキルを習得し、また社会での利活用の可能性について学び、利活用に際して直面する倫理的・法的・社会的課題を理解する。さらに、データサイエンス・数理統計・AI技術がどのように自ら発掘した課題の解決に役立つかを演習やグループワーク等を通じて体感する。


プログラム修了要件

対象科目のうち、1科目2単位または3単位を取得すること

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プログラム委員会委員長 石橋圭介教授 メッセージ

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複雑化した現代社会における多種多様な問題に対するひとつの視点としてデータを分析、解析する力を学生の皆さんには培っていただきたいと思います。現象を数量的にとらえるプロセスの面白さをきっと感じていただけるでしょう。学生の文理を超えたさまざまな関心や、多様な数理バックグラウンドを意識して、安心して履修できるよう各科目が工夫されています。 理論の習得やディスカッション・事例研究を通じて「実社会に応用できるデータサイエンス力」をぜひ身に付け、他の授業科目や卒業研究、卒業後にも学んだことを活用してみてください。