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授業内講演 国際金融公社(IFC) シニア・トレード・ファイナンス・オフィサー/貿易金融局グローバルヘッド 豊田牧子さん

公開日:2021年1月13日

1月7日(木)、稲葉祐之上級准教授(メジャー:経済学、開発研究)、齋藤潤客員教授(メジャー:経済学とグローバル研究)が担当する一般教育科目「経済と経済学」において、世界銀行グループに属する国際開発金融機関である、国際金融公社(IFC) のシニア・トレード・ファイナンス・オフィサーで貿易金融局グローバルヘッドの豊田牧子さんを招いてのオンライン講演会が開催され、学生約60名が参加しました。

豊田さんは、現地の写真や関係者のインタビューをふんだんに盛り込んだ動画を用いながら、IFCが取り組んでいるアフリカにおける民間主導の経済開発支援や、新型コロナ対応支援等、多岐にわたるIFCの事業について、学生にわかりやすく説明しました。

また、講義後の質疑応答の時間には、貿易金融に関する事に留まらず、国際機関で働く意義、そして多国籍の環境で働く際に求められる資質やリーダーシップについても自身の経験に基づく考えを率直に語り、「大学時代はたくさんの夢を持とう」、「国際機関で働く時には自分は何を期待されているか、自分なりのリーダーシップとは何か考えよう」などと具体的に学生に語りかけました。

豊田さんは、自身が大学での講義で初めてIFCの存在を知り、その後、日本の金融機関勤務時代に直面したロシア危機をきっかけに国際機関に転身したことに触れ、「今日の授業が、皆さんの将来のキャリアに繋がれば」と話しました。

講演を聞いた学生からは「IFCはすぐに結果が出るリスクではなく、長期的な、未来へ期待するという『リスク』を負っているのかなと思った」、「IFCのプロジェクトチームでは、一つのミッションの下、多種多様なスキルを持った人が相互補完しながら目的達成に向けて事を営んでいる、その様は、まさに『分業』の一例だということを垣間見た」、「『自分なりのリーダーシップのスタイルを確立する』ということを心に留め、大学生活における今後の活動に活かしていきたい」などの声が挙がりました。

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